Lesson158


たばこを吸う自由と健康を犠牲にして
医療費を無駄使いする非健康論者には
社会的負担を負わす必要がある


もう煙くない! 無煙たばこ、ファン付き灰皿…

 愛煙家を取り巻く環境が厳しくなる中、たばこの煙に配慮した商品やサービスが注目を集めている。
飲食店などで進む分煙情報を提供するサイトを利用する人も多い。(経済部 山岸肇)

グッズ

 日本たばこ産業(JT)が独自の技術で開発したのが、火を使わず、煙が出ない無煙たばこ「ゼロスタイル・ミント」。においもほとんど周囲に漏れず、受動喫煙の心配もない。香りを楽しむ「かぎたばこ」に分類され、たばこの葉が詰まった専用のカートリッジをパイプに取り付けて吸う。

 パイプとカートリッジ2本のセットで300円。詰め替え用のカートリッジは、4本入りで400円。1本で半日から1日程度使用できる。5月中旬から東京限定で販売し、反応を見て全国展開も検討する。

 煙の広がりを抑える灰皿も販売されている。サンワサプライの「USB-TOY26 USB灰皿」(希望小売価格2079円)は、パソコンのUSB端子から電源を取り、内部のファンで吸い込んだ煙が活性炭フィルターを通ることで、においや煙を軽減する。

サイト

 喫煙者、非喫煙者向けのインターネットのサイトも充実してきた。

 たばこの煙が苦手な非喫煙者に便利なのが、全国の禁煙・分煙飲食店1万7000店以上を紹介する「禁煙スタイル」(http://www.kinen-style.com/)。1日5000-6000人が訪れる人気サイトで、「完全禁煙」、「完全分煙」のほか、特定の時間や曜日に限って完全禁煙となる「時間帯禁煙」と、飲食店の区分を明確にしたのが特徴だ。たばこが気になる人の店選びの目安になるだろう。

 喫煙者にも便利なサイト「スグソコ」(http://sugusoco.jp/)は、主要都市の喫煙所とたばこ自動販売機の設置場所約2000か所を載せている。携帯サイトもあり、外でも手軽に検索できる。歩きながら喫煙するマナー違反を減らすのにも役立つかもしれない。

(2010年4月28日 提供:読売新聞 )