鳥インフル、秋に再流行か 中国研究チームが警告
 

 【ロンドン・ロイター=共同】中国で40人近くが死亡した鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)を調査している中国疾病予防コントロールセンターと香港大学の研究チームは、気温の上昇とともに流行は沈静化しているが、気温が低下する秋には再び国際的に流行の恐れがあると警告する報告を、24日発売の英医学誌ランセットに発表した。

H7N9型は今年2月に中国で最初の感染者が出て以来、これまでに台湾を含め130人以上の感染が確認されているが、5月8日以降の感染者は1人にとどまっている。

これについて研究チームは、2003年に最初の感染者が見つかって以来中東やアジアなど世界中で計370人以上が死亡したH5N1型鳥インフルエンザと同様、H7N9型も気温の低下とともに再び流行し、世界中に感染が広がる恐れがあると指摘している。


2013年6月26日 提供:共同通信社