2014年版の改訂案を公開、パブコメ募集
カテゴリ: 一般内科疾患・血液疾患・感染症
真菌症フォーラム(代表世話人:河野茂氏)は9月26日、「深在性真菌症の診断・治療ガイドライン2014」改訂案をウェブ上で公開、パブリックコメントの募集を開始した。前版は2007年に発行しており、7年ぶりの改訂となる。
大きな変更点の一つは、第4章として「深在性真菌症の診断と治療のツール」を追加したことだろう。2007年版は「診断と治療のフローチャート」「疫学、診断法および治療戦略」「診断と治療のフローチャート解説」の全3章で構成していた。第4章では、カンジダ感染症、小児の原発性免疫不全症などの診断や治療について、ベッドサイドで簡単にチェックできるリストを示している。また、欧州癌研究治療機関/真菌症研究グループ(EORTC/MSG)が2008年に発表した「癌と造血幹細胞移植患者のための侵襲性真菌感染症診断基準」の一部を抜粋した和訳も掲載している。
意見は深在性真菌症のガイドライン作成委員会事務局がメールで受け付けている。募集締切は10月11日。