新鮮なアユの香り、お父さんの加齢臭と同じ成分


新鮮なアユの香り、お父さんの加齢臭と同じ成分

 東京都多摩市立多摩第一小学校で14日、東京海洋大学の客員准教授も務めるタレントのさかなクンと、北川知克・環境副大臣が環境教育の出前授業を行った。

 同小は国立教育政策研究所の研究指定校で、持続可能な社会づくりのための教育(ESD)に力を入れている。校長が環境省のESDに関する懇談会に参加しており、授業が実現した。

 さかなクンは4年生に、同小の前を流れる多摩川の魚や環境をテーマに授業をした。近くの連光寺小の児童や参観の父母を含めて約300人を前に、アユやウナギ、ウグイの絵を描きながら、身ぶり手ぶりを交えて魚の生態を熱っぽく解説。「新鮮なアユはスイカのような爽やかな香りがしますが、お父さんの加齢臭と同じ成分です」と話すと、会場から驚きの声が上がった。

 北川副大臣は5年生に、生物多様性や食物連鎖などについて解説した。

 授業後、さかなクンは「今日の話から、子供たちが本物の魚を見たい、自然の川に行きたいという気持ちになってくれればうれしい」と感想を述べた。

引用:読売新聞 2014年5月15日(木)

2014年6月5日更新