糖尿病の怖さ知らずの男たち

患者の2型糖尿病に関する知識不足が調査で明らかに
Caroline Wilbert

米国糖尿病協会(American Diabetes Association)が公表した調査によれば、2型糖尿病に関連した症状や病態についてよく知っていると答える糖尿病の男性は、30%にすぎないという。

2型糖尿病とその合併症についての知識(低テストステロン値を含む)を評価するためのこのオンライン調査には、年齢40潤オ60歳の2型糖尿病患者1,000名が参加した。

参加者への質問は、全般的なクオリティ・オブ・ライフと疾患の管理方法についてであった。また、糖尿病男性の妻1,000名も、夫について調査の関連する質問に回答した。

夫が身体運動等の活動への積極的な取り組み、ストレス軽減または積極的な態度の維持をしていると考える妻は半数未満である。

糖尿病の男性とその妻は糖尿病(特に合併症)について認識していないことが多い。例えば、テストステロン値が低い状態が、2型糖尿病発症による大きなリスクであると回答した男性は42%のみであった。また、糖尿病によりうつ病のリスクが上昇することを知っていたのは58%のみであった。

「この調査結果は、血糖、血圧、コレステロールの管理から、身体的、精神的、性的健康問題(勃起障害、低テストステロン値等)に至るまで、男性が現時点で見過ごしていたり、さらには気づいていなかったりする糖尿病に関連する健康問題がたくさんあることを裏付けるものである」と米国糖尿病協会の医学・科学担当副会長であるRichard M. Bergenstal, MDはニュースリリースにおいて述べる。

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2008.9.11 記事提供 WebMD