活性酸素もオゾンも同じこと?

高濃度のオゾン発生と注意 国民生活センターがテスト

国民生活センターは27日、除菌や脱臭などに効果があるとされる家庭用オゾン発生器のテスト結果を発表し「人体に影響する高濃度になるものがあり、安全に使うのは難しい」として消費者に注意を呼び掛けた。

 全国の消費者から「のどが痛い」「せき込む」などの相談が寄せられたため、インターネットで購入できる7商品を選んでテストを実施。6商品が排出口付近で、日本産業衛生学会が示した労働環境の許容濃度0・1PPmを超え、最大で10・2PPmになったものもあった。室内の測定値も、5商品がそれぞれ最大で0・1-1・0PPmだった。

 水中でも使用できるタイプの4商品は、風呂の中でオゾンを放出すると、換気をしない浴室内の空気中濃度が0・1-0・5PPmを記録した。

 オゾンは強い酸化力を持ち、高濃度のオゾンを長時間浴びると体に悪影響があるとされる。センターはメーカーに表示の徹底や安全な商品開発を要望するとともに「使用方法によっては危険になるものがあり、専門知識のない消費者は購入を避けた方がよい」と呼び掛けている。



2009.8.28 記事提供 共同通信社