冷え性は、座禅、ヨガ、などの心の静観と、タバコやコーヒー、チョコをやめればもっと良い、噛み合わせのずれも治さないと・・・

冷え 男性も油断大敵
夜更かしやめ生活改善

冷え症の男性(60歳前後)のサーモグラフィー。胸や腹、二の腕などが低温(青い部分)になっているのが分かる(北里大学東洋医学総合研究所提供)(写真:産経新聞)

サーモグラフィー

寒さが身にしみる季節になった。女性はそろそろ冷え症対策に本腰を入れるころだが、男性にとっても冷えは健康の大敵だ。全身の機能が落ち、肌荒れ、下痢など男性も体の不調が起きる。若い男性も例外ではなく、専門家は「夜更かし型の生活リズムを改めるなど気をつけて」と注意を呼びかけている。(草下健夫)

■50過ぎから自覚

 ネット調査会社「アイシェア」が冷え対策について20〜40代の男女544人に聞いたところ、体の冷えを感じることがある人は女性86・2%、男性61・5%で、男性も6割に上った。しかし、このうち何らかの対策をしたことがある人は女性62・5%に対し、男性は28・8%。男性も冷えを感じているものの対策を取っている人は少ない。

 「50歳を過ぎたころから男性も自覚するようになるが、『冷え症は女性のもの』という意識や恥ずかしさなどから言いにくく、潜在化している」と指摘するのは、北里大学東洋医学総合研究所漢方鍼灸(しんきゅう)治療センターの伊藤剛・副センター長。

 女性はホルモン分泌が複雑に変化するため、自律神経が乱れ、冷え症になりやすい。しかし、「男女を問わず、年を取ると新陳代謝が落ちて血行が悪くなる。自律神経の反応が落ち、熱が奪われる。皮下組織が薄くなるなどで熱が逃げやすくなる」(伊藤副センター長)。

■若い世代も注意

 20〜30代の若い世代でも、自覚していない“隠れ冷え症”がいるという。若い男性はシャツのすそをズボンから出すなど、ファッションが原因のケースも多いという。

 伊藤副センター長は「若い男性に多いのは体全体が低体温になり、自覚しにくいケース。内臓が冷えると全身の機能が落ちる。若くても風邪をひきやすい、昼間も元気が出ない、眠れないなどの影響も出てくる」と説明する。働き盛りの男性はオフィス生活による運動不足やストレスが冷えの原因になりやすい。ストレスを抱えた状態では自律神経の反応が鈍く、寒さを感じにくくなるという。

 男性でも冷えを放っておくと、肌荒れ、下痢、かぜなどの不調が起きる。さらに、免疫機能が落ち、さまざまな病気の引き金となり、「冷えは万病の元といわれる通り」と伊藤副センター長は話す。

 対策は、夜更かし型の生活リズムを改め、深酒を控える。運動や厚着をして体を温めることなども有効だ。トウガラシやショウガなどを食事に取り入れ、体を温めるのも効果的という。伊藤副センター長は「冷えは女性の専売特許のようだが、昔は男性の病気の原因の重要な要素とされていた。男性も自覚を」と呼びかける。

■冷え症のタイプ

 北里大学東洋医学総合研究所漢方鍼灸治療センターの伊藤剛・副センター長によると、冷え症のタイプは、(1)手足の先が冷える「四肢末端型」(2)座りっぱなしの姿勢などが血流を悪くする「下半身型」(3)手足が温かいため、気づきにくい「内臓型」(4)体の中で温度差がなく実感できない「全身型」(5)神経系や循環器系の障害による「局所型」−に分類できる。このうち男性に多いのは、下半身型、全身型だという。

2009.11.24 記事提供 産経新聞