空き時間、いつでもどこでも筋力アップ
いきいき100歳体操

 ◇モデル事業で導入

  筋力をアップして元気なお年寄りになってもらおうと、淡路市は「いきいき100歳体操」をモデル事業として導入。同市久留麻の特別養護老人ホームで19日、東浦地域のお年寄り40人が参加して1回目の講座がスタートした。今後は市内の各地区にも広める予定。

  同体操は、高知市がお年寄りの筋力作りを目的に考案。準備体操と7種類の筋力運動、整理体操で構成し、手首や足首に重りバンドをつけて体を動かし、筋力やバランス能力を高める。同市内では260カ所で講座が開かれている。

  淡路市では介護予防教室に代わる講座として、東浦地区のお年寄りを対象にモデル事業としてスタートさせた。同地区では週2回ずつ3カ月にわたって講座が行われる。

  この日は市健康増進課の保健師が指導。スクリーンの映像を見ながら、重りを付けずに椅子に座って腕を前や横に上げたり、ひざを伸ばしたり、椅子から立ち上がったりする4種類の筋力運動を約40分間にわたって行った。

  参加したお年寄りには「簡単にできそう」と評判は良かった。女性(80)は「とくに器具もいらないので、空いた時間に部屋でも手軽に筋力アップができそう」と話していた。【登口修】

2010.5.20 記事提供:毎日新聞社