グレコレート

※※グルコレートの概要※※

●グルコレート は果物と野菜の構成要素で、そして人間の体に存在しています。
●グルコレート は安全で毒性は検出されていません。
●グルコレート は純粋な化合物で分子の構造そして作用のメカニズムは明瞭です。
● グルコレート は体で主要な解毒システムをサポートします。
 グルクロナイド化これはガン由来のエージェントに対して体が持つ基本防御です
●実験動物に於いてガンの発達を抑制することがガン研究機関誌の中で
 30以上研究発表されました。
● 研究動物でのグルコレートは胸、肺、前立腺、皮膚、結腸、
 膀胱と肝臓のガンの予防効果があることを示しました。
● ガン予防のエージェントとしてグルコレートに関する医学実験が
  国立ガン研究所とAMC ガン研究センターで進行中です。
● 疫学的証拠が、より高いグルコレートレベルと減少したガンリスクの間に
 積極的な相互関係を示します。
● M.Dアンダーソンガンセンター、合衆国でNo. 2のガンセンター の研究者が、
  補助食品で使われたグルコレートの特許フォームを開発しました。
●推薦される一日服用量は200から400ミリグラムです。


D-グルコレート は、体から毒素と発がん性物質を取り除くのに役立ちます。 ガンは、遺伝、環境、 ライフスタイルや食事を要因とした複雑な相互作用の結果により次第に発育します。( NAS 、1982; Slaga 、1980aとb) サウンド科学的な算定に基づくと、ガンによる死亡全体の80パーセントがタバコ 製品の使用、食べたり飲んだりする物、日光やイオン化放射線の照射、環境、そ して職場等での発ガン性の化学製品に対しての、被爆に関係が有ります。 (Dollと Peto 、1981) 一部の人々は他の多くの人々より発ガン因子に敏感である事は確実です;と はいえ個人でコントロールできるライフスタイルでの因子は、人によって作り出された主なガン危険因子で占められています。

200以上の免疫学的研究は果物と野菜の高い食事が、他の病状を減少させるのと同様、ガンを減少させることを示します。更に、何千という人間と実験動物の研究はビタミン、鉱物、抗酸化物質と他の有益な植物化学物質(ファイトケミカル)のガンや、他の変性病に対する予防効果を示します。 D-グルコレートは果物と野菜の両方で見いだされる 非毒性の自然成分です。 そして多くの研究がガンに対して大変防御性が高いことを示しました。 D-グルコレートの健康的利益は合衆国No. 2のガンセンター、M.D アンダーソンガンセンターの研究者によって発見されました。 彼等は、食事のサプリメントとして使用する、グルコレートの特許フォームを開発しました。実験的な動物研究で、D-グルコレートは肺、皮膚、肝臓 、胸と結腸のガンを60パーセントまで、あるいはさらに多く減少させることを示しました。加えて、D-グルコレート は膀胱と前立腺のガンで抑制効果を持つことがわかりました。 胸部に於いは、20以上の動物実験と体内研究で、D-グルコレートがガンを顕著に抑制する事を示しました。

D-グルコレート は、色々な化学製品において発ガン物質やエストロゲンを含む腫瘍プロモータ−による、乳ガン誘発を抑制します。 D-グルコレートは、相乗的にレチノイドとタモキシフィン双方と乳ガン誘発を防止します。 D-グルコレート作用の主要なメカニズムは、その能力を通して、環境による発ガン性物質と体によって作り出されるエストロゲン様の腫瘍プロモーター双方への解毒作用を保進します。 女性に於いて、乳ガンになりやすいヒトは、発ガン物質とエストロゲンに 対し解毒生産能力のより低いヒトです。 乳ガンに高いリスクを有する女性たちで乳ガンのリスクを減少させるD-グルコレートの効能を決定するために人間でのいくつかのテストが現在進行中です。 同じく、D-グルコレート は男性での前立腺ガンの誘発を効果的に予防することもわかりました。 発ガン物質とアンドロゲン(男性ホルモン)への解毒の保進が、D-グルコレートの前立腺ガンを抑制するメカニズムの様です。いくつかの実験動物の研究が、幾つもの有力な発ガン物質により誘発される結腸がんに対して、同じ様にカルシウムD-グルコレートの予防効果 を示しました。 もう1度(云いますと)、カルシウムD-グルコレート が結腸がんを抑制する機構は発がん物質とステロール腫瘍プロモーター両方の解毒の保進と関係があるように思われます。 国での主要死因の1つである肺がんの研究で、D-グルコレートは、タバコの煙で発見された異なったタイプの発がん物質を使った実験動物の研究で、此の種の形態のガンの誘発を効率的抑制することが示されました。 これらの発ガン物質の解毒作用が、主要なメカニズムであるように思われます。 一層の研究が必要だとしても、D-グルコレートは、肝臓、膀胱と皮膚のガンで同じ様に有益に適用出来る様に思われます。再検討された全てのケースで、D-グルコレートの作用メカニズムは、解毒の増強と細胞増殖抑制とに関係がある様に思われます。 特に重要な事は、D-グルコレートの実験動物の研究で観察されました、そして、その派生物(誘導体)は、胸、前立腺、結腸、肺、肝臓、膀胱と皮膚のガンに対して初期と助長期の発ガン物質に対して、かなりの抑制力を発揮しました。 同量のカルシウムコントロール、”カルシウムグルコネート”は、防御効果 があ りませんでした。今日まで行われた全ての研究のレビューで、D-グルコレートとその派生物(誘導体)はいくつかの異なったガンに対して化学的予防のエー ジェントとして有望であるように見えます。D-グルコレート が発がん性物質、ステロイドと ステロール の解毒を増強する機構は、βーグルクロニダーゼ酵素を抑制する能力と関係があるように思われます。

発がん性物質、ステロイド、ホルモンと ステロール が 解毒 される主要なメカニズムは グルクロナイド化結合と呼ばれたプロセスを通して行われます。βーグルクロニダーゼは、グルクロナイド化を阻害し、逆転する事により、活発な発がん物質と腫瘍プロモーターが細胞のガン化をすすめます。 D-グルコレート が人を含む哺乳動物と、若干の植物で小量作り出される自然の化合物であることは、特筆に値します。D-グルコレート とその派生物(誘導体)の研究で大量に食べても、安全な物質であり、毒性がない事が明らかになりました。もし グルコレート が人間の体によって小量作り出さ れなかったなら、それはガン化予防の有益な役割から、ビタミン以上に重要な位置に付けられるでしょう。D-グルコレートの食源は、色々な果物と野菜を含みます。D-グルコレート が最も多いものは、果物、特にリンゴ、グレープフルーツ、サクランボとアプリコットに見いだされます。際立った量が、 ブロッコリー、ブラッセル芽キャベツ アルファルファの芽、を含めての野菜で同じく見いだされます。


グルコレート(ファイトケミカルのひとつ)

天然自然の中に存在するグルコレートは、グレープフルーツ、芽キャベツ、アルファルファ発芽胚などに多く含まれ、植物化学物質(ファイトケミカル)と呼ばれるものです。カラダから毒素と発ガン性物質を排除するのに役立ちます。他の抗酸化物質などとの相互作用が一層働きを促進し、細胞の突然変性を抑制することで病気の予防効果に有効に働きます。

ファイトケミカルの主な働きは抗酸化作用
「植物」は地球上で最も多く活性酸素の有害な影響を受けながらも、たくましく生き続けている生物です。日の出から日没まで年中紫外線を浴びていますが、植物の体内には大量の活性酸素が発生しており、常にこれと戦っている状態にあります。
この成育の環境が植物の体内で活性酸素を除去する物質を合成する力を育んでいます。
事実植物には活性酸素の害から身を守る有効物質や、薬草のように病気を治す薬理作用様物質が多く確認されています。特に穀類・豆類の胚芽には各種の抗酸化物質が含まれ、自らの力で活性酸素から身を守り、何年後でも発芽できるよう生体の防御と発芽の準備を整えています。

私たちはこれらの有効成分を食することで、植物から活性酸素に打ち勝つ抗酸化物質を手に入れていることになります。抗酸化物質が人体に有効なのは、活性酸素による細胞膜やDNAの損傷を緩和する強力な防御作用を発揮するためで、食物から得られる抗酸化物質が、通常体内に存在する活性酸素を中性で良性の形に変換する抗酸化酵素と結合し、これによって細胞の突然変性を抑制しています。

この抗酸化酵素にSODやカタラーゼ、グルタチオン過酸化酵素があり、これと結合する抗酸化物質にミネラルやビタミン類、植物化学物質などがあります。
このうち植物化学物質の抗酸化物質が種類としても断然多く、疫学研究において俄に注目を浴びているのがこの抗酸化物質であり、第4世代の栄養素又は第7番目の栄養素であり、ファイトケミカル群として見いだされる抗酸化栄養素です。

【ファイトケミカルの医学的・疫学的研究】
「ファイトケミカル」は酵素の役割をも果たし、ビタミンやミネラルの働きを促進するもので、自然の生理活性作用を促進することで、人工的なあるいは高分子サイズのサプリメントよりも効果を得ることが出来るとされています。

穀類や種子に含まれるレズベラトロールなる植物化学物質は、マウス実験で皮膚に出きる腫瘍の発生率を88%下げる結果が出ています。緑茶にはポリフェノールと言う強力な抗酸化物質が含まれており、その一つであるエピガロカテキンガレードという成分のフリーラジカル抑制作用はビタミンEの20倍、ビタミンCの500倍と推定されています。
一個のリンゴには錠剤ビタミンC500mgの抗酸化効果の約3倍もあり、その半分は皮の部分に存在します。
トマトの色素リコピンはトマトの蛋白質と繊維に固く結びついているため生では十分に摂取出来ませんが、調理すると分離してカラダに吸収しやすくなることは、95年にハーバード大学で男性4万8千人を対象に行った調査でトマトをたっぷり入った料理を毎週10回以上食べた人は前立腺ガンになる確率が半分にまで下がった実験結果によって確認されました。このほかリコピンには乳ガンや肺ガン、消化器系のガンを抑制する効果も確認されています。

植物が持つ様々な性質である色・味・香りなども植物化学物質によって作られています。これらを製造するのと同様に抗酸化力を発揮したり、ホルモン様作用を示す成分を有していることが判明しており、植物化学物質であるクロロフィル、カロチノイド、アントシアニジンと言った天然色素が健康に役立つこと等、様々な働きが解明されつつあります。

また植物化学物質の働きが活性化されると発ガン物質の毒性を抑える酵素群、ホルモンのエストロゲンと類似の働きをする成分や動脈の内壁を滑らかに且つ丈夫にすることでコレステロールの付着を防ぐ成分などが確認されています。これらの働きをする植物化学物質のどの栄養素が効果をもたらすかは今後の研究によりますが、野菜・果物・穀物・豆類の植物化学物質が、ある種のガンや心臓病、その他の慢性病にかかるリスクを減らす可能性が高いと示唆する研究は数多く見受けられ、今後ますますこの分野の研究が盛んになる模様です。

フランスでは欧米諸国と同じような食生活にもかかわらず、心臓病による死亡率が極めて低く「フレンチパラドクス」と言われ、この背景にはフランス人が好む赤ワインの効果によるものと推察されています。
赤ワインの種には植物化学物質であるケルセチンとミリスチン、レズベラトロールの含有量が多く、その効果によるものと考えられています。
欧米人に比べ日本人の男性に前立腺ガンが少ないのは、脂肪の摂取量が少ないことや野菜や穀類に含まれる植物エストロゲンの摂食量と関係することが判っています。また全粒の穀類の摂食が胃ガン・大腸ガンを防ぐことや、精製した穀類では効果がないこと、繊維質だけでは効果が少ないことが明らかにされています。
穀類においては胚芽部分の有効成分をいかに上手く取り入れることがポイントですが、植物群の摂食よりこれらの有効な働きをする成分を取り入れることは健康を維持する上において非常に重要です。

【ファイトケミカルを多く含有する胚芽部分】
全粒穀物の特に胚芽部分には石炭酸(フェノール)類やクマリン類、植物ステロール、蛋白質の変性を防ぐ蛋白質分解酵素抑制物質、コレステロール値の低下作用促進物質が含まれる。または胚芽には細胞の突然変異を抑制したり、発ガン物質が体内に進入するのをブロックする機能や、病気を遅らせる働きをする成分を有しています。
胚芽には遺伝子の働きをコントロールする「生命スイッチ」のようなボタンが存在し、環境が整った条件下でこのスイッチがONされます。この状態において初めて「種の生命」が外に向かって働き出すと考えられます。
植物化学物質はこの胚芽の部分により多く存在し、「生命の源」の役割を果たしています。

【カロチノイド群のルチン・ゼアキサンチンについて】
ファイトケミカルで植物色素と呼ばれるカロチノイドは約600種類ほど存在すると言われています。その働きは抗酸化作用・坑ガン作用など植物化学物質の特異な性質を有していることが研究により実証されています。

老化による免疫力の低下は毛細血管の働きを低減させ、様々な老化現象を引き起こしますが、細かい毛細血管が張り巡らされている眼の網膜、特に黄斑部に老化現象が現れ、白内障として発症します。
最近になって眼の網膜、眼球、黄斑部に存在するカロチノイドはルチンとゼアキサンチンだけであり、このカロチノイドの一種が眼の健康を守っていることが判明しました。 ルチンゼアキサンチンは、肝臓で作られるHDL(善玉コレステロール)によって血清中に混じって眼の網膜と黄斑部に運ばれます。眼中には適度の脂肪が必要ですが、酸化した脂肪が黄斑部の疾病の原因となります。眼の健康を保つためには、眼球を含めて網膜と黄斑部にだけ見られるファイトケミカルであるルチンとゼアキサンチンを多く補充し、脂質の酸化作用を防ぐことが必要となります。

植物中にファイトケミカルとして含まれるルチンの抗酸化作用は強力で、太陽光線のもとで植物にルチンが欠乏すると数分のうちに死んでしまいます。
タバコの発ガン性物質などの害による肺ガンも、ルチンが予防することがフィジー島の島民の調査により判明しています。
またルチンは眼の健康以外に女性の子宮頸ガンの予防や、糖尿病患者特有のインシュリン耐性にも効果を発揮し、糖尿病治療にも有効に働きます。

【ファイトケミカルは複合的に使うこと】
ルチンやゼアキサンチンなどの植物化学物質である植物色素には、肺ガンや前立腺ガン、乳ガン、結腸ガン、その他のガンを予防する働きがあり、他の植物化学物質と相互作用・補完作用により効果を増すことが確認されています。
植物色素であるカロチノイドは単一で摂るとかえって害になることが多いことが判っており、フィンランドでβカロチンだけを使った実験では「フィンランドショック」として、その害を世界に知らしめる結果となりました。
ファイトケミカルはは植物色素のカロチノイドをはじめ、決して単一抽出することなく自然の状態で複合的に取り込むことが、植物化学物質の有効成分の本来の働きを発揮させることになります。
もちろん豆類の緑豆、大豆、落花生にも含まれ、多くの健康食品に使用されていますが、これらの成分が単離単一抽出されたものより、植物・穀類などを自然の状態で複合的に使用することでより良い効果が得られる。また抽出方法においても複雑な製造法で抽出するより、低温の水溶型での抽出が、ファイトケミカルを傷つけることなく、より吸収しやすい形で得られます。

【ファイトケミカル=グルコレートはガン抑制】
グルコレートは植物、果物、野菜、豆(緑豆)穀類及び人体においても存在する物質で、安全で毒性はありません。既に分子の構造とそのメカニズムはほぼ解明されており、体内において主要な解毒システムを補助する働きが確認されています。
動物実験においてガンの発達を抑制することが米国でガン研究のトップを競う「アンダーソンガンセンター」で30例以上が報告されており、グルコレートとガンの関係においてその有効性が確認されています。
実験の結果、グルコレートは肺、皮膚、肝臓、胸部、結腸のガンを60%以上にまで減少させ、加えて、膀胱ガンと前立腺ガンに抑制効果を持つことが判りました。

またグルコレートは日常生活に氾濫する化学製品の発ガン物質や、エストロゲンを含む腫瘍の形成を促進する乳ガン誘発物質を他のファイトケミカルであるレチノイドやタモキシフィン等の相乗的な働きにより抑制します。そのメカニズムは環境から来る発ガン物質と、カラダから作られるエストロゲン様の腫瘍形成プロモーターの双方に解毒作用を促進するためであることが判明しています。

グルコレートが乳ガンのリスクを減少させるのは、このエストロゲン様の腫瘍形成プロモーターの双方に解毒作用を促進するためで、同じく男性の前立腺ガンの誘発にもグルコレートは発ガン物質と男性ホルモンであるアンドロゲンの解毒促進に効果的に働き、腫瘍の増殖を予防することが確認されています。

結腸ガンの抑制効果では、グルコレートが発ガン物質とステロール腫瘍プロモーターの両方を解毒促進することが関係すると考えられています。
肺ガン研究ではタバコの煙に存在する発ガン物質を使った実験で、肺ガンを誘発する物質を効率的に解毒する働きが示されました。

強力な解毒作用がガンに勝つ
このようにファイトケミカルの一つであるグルコレートの作用メカニズムは、解毒の増強と腫瘍細胞の増殖抑制に関係し、その誘導体は胸、前立腺、結腸、肺、肝臓、膀胱、皮膚のガンに対して、初期と助長期の発ガン物質にかなりの抑制力を発揮します。
グルコレートが発ガン性物質、ステロイドとステロールの解毒を増強するメカニズムは、αグルクロニダーゼ酵素を抑制する能力、グルクロナイド化結合と関係するように思われます。またαグルクロニダーゼはグルクロナイド化を阻害し、逆転することにより活発なガン抑制効果を発揮しますが、この成分は人及び哺乳類や若干の植物類でごく僅かであるが自然の化合物として作られています。

つまり天然自然の中に存在するグルコレートは、カラダから毒素と発ガン性物質を排除するのに役立ち、その他のファイトケミカルの抗酸化物質などとの相互作用が一層働きを促進し、細胞の突然変性を抑制することで病気の予防効果に有効に働きますが、今後の研究でより詳細なメカニズムが確認されるものと思われます。

 

ファイトケミカル『低温遊離水溶型』抽出液研究会より引用

 

トーマス Slaga 博士とのインタビュー