時間選び効果高める

サプリメント(栄養補助食品)を日常的に摂取している人も多いだろう。商品パッケージには摂取の目安量は書いてあっても、摂取時間帯の記載はない。「医薬品ではないため、摂取方法を詳細に記載すると薬事法に抵触する」と日本サプリメント協会(東京・港)の後藤典子代表理事はその理由を解説する。

とは言え、「効果的な摂取には、体がその成分を最も吸収しやすいタイミングを選ぶことが大切。サプリメントの種類によって、摂取に適切な時間帯は異なる」後藤さん。

サプリメントの代表格であるビタミンCは水溶性なので、余剰分は尿として排出されやすい。このため、少量ずつこまめに摂取するのがよい。ビタミンEなどの脂溶性ビタミンは水に溶けにくく、油脂に溶けやすいので、油を使った料理を食べた直後に摂取すると吸収されやすい。これらを考え合わせると、水溶性も脂溶性も含まれているマルチビタミンを摂取するなら、食後が効果的といえる。

また、乳酸菌は胃酸に弱いため、胃酸が少ない時に摂取するのが効果的だ。食前か食事と食事の間、いわゆる食間の空腹時が良いだろう。

アミノ酸は食前にとるのが効果的だ。アミノ酸の形で外部から摂取したものより、食事でとったたんぱく質から生成したアミノ酸の方が優先的に使われるため、食後にサプリメントでとっても、そのアミノ酸は体内で使われない可能性もある。

薬局などに栄養士やサプリメントの専門家がいる場合も多い。摂取方法について迷ったら、相談してみるのがおすすめだ。
(リアルシンプルジャパン編集部)


2006.5.5 日本経済新聞