DENT.EZ
ウルトラフロス 活用事例 |
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「う蝕ケア」も「歯周病ケア」もフロッシングから 〜ウルトラフロスの有効活用〜 |
一歩進んだ「隣接面フロスケア」のすすめ
皆さん、「デンタルフロス」と言うと「う蝕ケア」のイメージが強いのではないでしょうか。しかし「隣接面エリアの歯周ポケット」は唇舌面よりも長いため、その箇所のプラークをきれいにクリーニングするにはフロスが有効で、簡単に使えるウルトラフロスで乳歯列の頃から「隣接面ケア」を行うことがう蝕ケアだけでなく歯周病ケアにも非常に効果的であると考えます。その考え方、および当院で成果を上げている指導法について解説します。 |
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■「隣接面ケア」はなぜ必要なのでしょう? |
口内には歯ブラシの毛先が届かず、フロスでしかクリーニングできない部分があります。それが歯と歯の間の隣接面です。毎日3回、歯を磨いても、歯周ポケットを含む隣接面エリアではプラークが成長し、隠れ歯周病菌が*増えていきます。歯肉炎はじわじわと症状なく進行し、40歳頃から骨吸収や根面露出を感じても進行性のため、元に戻すことは難しく、50歳までには根面う蝕や咬合歯列の崩壊を起こします。入れ歯を使っている高齢者の方と同じ状態になるのです。お口の若さと清潔さを保つには、幼児期からの隣接面ケアが重要です。
1988年に米国で内科医と歯科医が「FLOSSorDIEキャンペーン」を掲げました。かなり大げさに感じますが、これが現実です。歯周病菌は循環器疾患のアクセレーター、もしくは起因と認識され、これを指摘する論文も多数あります。隠れ歯周病菌の増殖は、口腔粘膜から体内に侵入して生活習慣病の原因となります。これを予防もしくは除菌ケアするにはフロッシングが不可欠です。だから「FLOSSorDIE」なのです。
*隠れ歯周病菌:スピロヘータ菌、真菌カビ菌、カンジタ菌、ピロリ菌を含む口腔内動物的行動菌群 |
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<隣接面とは>
歯間部隣接面は、隣り合った歯と歯が接触面周囲の高さから、歯の根元にある周囲ポケットの深さを含めた約10mm以下の面をいいます。奥歯では高さが5mm以下。幅は、前歯も奥歯8mm前後あります。 |
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■なぜフロッシングが重要なのでしょう? |
歯と歯のコンタクトポイントを通過し、歯ブラシの届かない隣接面エリアの周囲ポケットからプラークをきれいに取り除けるのはフロスだけです。お風呂で背中の垢を落とすのにアカすりタオルを使うように、歯にはフロスが必要です。食後すぐにフロッシング(当院ではジャストケアと呼んでいます)すれば、隣接面エリアの歯周病菌の食後増殖を確実に予防できます。オーラルケアのファーストチョイスはフロスと言ってもいいくらいだと思っています。 |
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■ウルトラフロスの優れている点は? |
以下のように多くの特徴がありますが、簡便に使えて効果実感が高いので長続きし、フロッシング習慣が定着しやすいのが優れた点だと考えています。
1. |
歯周病が起きやすい奥歯白歯に簡単に届くY字型ホルダー。指や口の周りが唾液で汚れません。 |
2. |
動かしやすい長さの糸は耐久性に優れ、使い捨てにならず、長期間使うことも可能。 |
3. |
歯面に押しつけると多数の糸がテープ状に広がり、プラーク除去能力に優れます。 |
4. |
糸の張りが調節してあり、歯面のカーブにフィット。1回のストロークでの除去面積が広い。 |
5. |
ホルダー部分の長さ・大きさとも、ツーフィンガーグリップポジションで安定します。 |
6. |
簡単に扱えるので、幼児、乳歯列の時期から使え、お母さんの仕上げケアにも使えます。 |
7. |
発売から20年の歴史、優れた基本設計など、使って安心。豊富なカラーバリエーションで、その日の気分や使う場所で楽しくセレクトできます。 |
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■ウルトラフロスの効果的な使い方 〜3D・Xアクションのすすめ〜 |
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■ウルトラフロスの使用症例(20代女性) |
日頃からブラッシングの意識が高く、きちんとブラッシングができている患者様です。プラークスコアは45%、歯肉炎はなく、隣接面のポケットの深さは約3mmです。それでもブラッシングだけでは隣接面までは清潔に保つことは難しく、歯間部隣接面にはプラークが残っています(写真1)。そこで、ウルトラフロスを用いた「3D・Xアクション」の指導を行いました(写真2)。隣接面まできちんとプラークを落とすことができ、プラークスコアが10%に改善。現在も良好な状態を保っています(写真3)。 |
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商品特徴 |
1.操作性に優れたY字型 |
2.切れにくく耐久性抜群のテクミロンTM採用 |
3.狭い歯間にもスムーズに挿入できる |
4.フロスの太さで選べる2タイプ(S.M) |
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