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最新の社会情勢レポート!!

社会情勢レポート記事区切り

中国政府が1978年から続く「一人っ子政策」の見直しを検討

中国政府が1978年から続く「一人っ子政策」の見直しを検討している、と報道で伝えられている。このまま社会の高齢化が進めば経済成長にも大きな影響が出るとの懸念からだろう。しかし、実際に2人目の出産が無条件で容認されても家計には厳しく、大きな壁が立ちはだかりそうだ。

 医療水準が比較的高く、設備も整っている上海では、産婦人科の出産費用が私立病院で10万元(約160万円)というケースもあるという。あまりに安い病院だと危険が伴う恐れがあるため、中間レベルの公立病院に行ったとしても平均月収の5倍以上の2万5千〜3万元(約40万〜48万円)だ。2010年調査の全国平均で約47万円だった日本の出産費用とさほど変わらない。

 さらに出産後も、高騰する教育費が親の肩に重くのしかかる。学歴競争が激化する中国では、子どもに使うお金のうち4割以上を占める教育関連費がますます増大しているとの調査結果もある。

 自身の生活を楽しみたいという若年層夫婦を中心とした風潮も、出産意欲を低下させそうな要因の一つ。現在でも、夫婦ともに一人っ子であれば2人目の出産が認められているが、北京市で実施された調査では、条件に該当する夫婦で2人目の子どもを希望したのは都市部でも2割余りにとどまった。

 中国では、30年後に60歳以上の高齢者人口が現在の2倍の4億人に達すると予想されている。報道では、来年以降、2人目の無条件での出産が全面的に認められる可能性も指摘されている。しかし、こうした経済的な負担などの理由で、実際に希望する女性は少ないかもしれない。(NNA上海=黒川真吾)


2013年9月4日 提供:共同通信社

社会情勢レポート記事区切り

NHK番組に学会反論、白斑問題で

 日本皮膚科学会はロドデノール含有化粧品の安全性に関する特別委員会の松永佳世子委員長は、美白化粧品を用いて白斑が生じた問題を取り扱ったNHK番組に、患者を不安にさせる内容が含まれていたとして、誤解を解くとともに、今後の研究や対応などを説明する文書を9月4日に発表した。

 NHK番組は9月2日に放映された「クローズアップ現代」。松永委員長は、1年経っても白斑が治らない、2割しか治らない、色を作る細胞がなくなっていると番組内で紹介された事例は、一部の限られた患者のみの状況で、多くの患者の経過とは異なると反論。ロドデノール含有化粧品の使用を中止することで明らかな改善が見られる症例が多く、痒みや赤みがある場合はステロイドや抗アレルギー薬で抑えられ、ビタミンCやE、トラネキサム酸内服も色素改善に役立つと説明した。

 委員会は今後、詳細な症例調査に加え、ロドデノールの作用や白斑が生じやすい人の特徴を検討する。また、化粧品による皮膚や身体の不具合を情報収集するシステムを2014年1月から開始し、市販後に生じる問題を効率よく把握できるようにする予定という。

【関連リンク】
9月2日放映クローズアップ現代「最新報告 カネボウ“美白”問題」の放送内容をご覧になった患者さんへのメッセージ


2013年9月5日 提供:日本皮膚科学会

社会情勢レポート記事区切り

中国、腎臓売買 生活苦が根底に、インフレに取り残された貧困層

中国、腎臓売買「野放し」…別荘を「手術室」に

 中国で、腎臓を違法に売買し、移植するケースが後を絶たない。

 8月には湖北省武漢で別荘を「手術室」とした犯罪グループが摘発された。当局は取り締まりを強化しているが、貧富の格差や蔓延(まんえん)する拝金主義を背景に、インターネット上には売買に関する情報があふれる。仲介業者も暗躍し、当局の対応が追いつかないのが実情だ。

 「膵臓(すいぞう)がんで入院中の妻の治療費20万元(1元は約16円)をどうしても工面できない。自分の腎臓を売るしかないんだ」。池州市郊外の山間部。喫茶店で待ち合わせた無職の男性(42)はあきらめきった表情だ。

 男性は今春、激しい痛みに頻繁に襲われる妻(40)の看病のため会社を辞めた。高額の治療費で貯金があっという間に底をつき、知人らからの借金も30万元を超えた。男性はやむなく最近、中国版ツイッター・微博に「腎臓を売ります」と書き込んだ。

 腎臓の相場は30万〜40万元。仲介業者を通すと、ヤミの医師や業者の取り分が引かれ、手元に2万〜3万元しか残らないことが多い。男性は「40万元での直接取引」を希望し、連絡を待つ日々だ。

 中国で臓器の売買は法で禁じられている。臓器提供は死後ならば第三者間でも認められるが、生体移植は基本的に親族間に限られる。そうした規制にもかかわらず売買が横行するのは、貧富の格差の存在が大きい。

 「腎臓を売るしかないまで追いつめられた人がいる一方で、臓器提供を待てない患者が、富裕層を中心に非合法な売買を求めている」。腎臓売買に詳しい報道関係者は事情を明かした。


2013年9月6日 提供:読売新聞

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EU Gateway Programme 医療ヘルスケア製品・技術展示会が開催
(2013年10月1〜2日、新宿のヒルトン東京)

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2013年10月1〜2日、新宿のヒルトン東京にてEU Gateway Programme 医療ヘルス
ケア製品・技術展示会が開催される。今回は、欧州から多くの歯科関連メーカー
が来日する本プログラム運営事務局の山田千寿様にお話を伺った。
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Q EU Gateway Programme とは、どのような展示会でしょうか。

A EU(欧州連合)各国の企業と日本との貿易投資の促進を目的としています。
10月に開催する医療ヘルスケア製品・技術展示会には、医療関連企業が42社、
うち歯科関連企業が8社来日予定です。……

▼出展企業の詳細&続きはこちら >>
https://www.dentwave.com/member/sympo/proint-20130903_EU_gateway/index.html

Q 外国語が話せないのですが…。

A 今回出展する企業の担当者は英語を話します。また、ブースには出展企業や製品
について熟知した通訳も常駐しますので、外国語を一切話せない方でも、ご参加
いただきやすい形になっております。……

▼出展企業の詳細&続きはこちら >>
https://www.dentwave.com/member/sympo/proint-20130903_EU_gateway/index.html


2013年9月7日 提供:DentWave.com

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海際の地下水でセシウム 第1原発の汚染水

福島第1原発の敷地海側で放射性物質に汚染された地下水が海に漏れている問題で、東京電力は4日、海まで約2メートルの井戸で採取した地下水から、1リットルあたり550ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。

 敷地海側では汚染水が海に流出するのを防ぐため、護岸付近の地盤を水ガラスと呼ばれる薬剤で固めて「土の壁」を造ったが、今回検出された井戸は壁より海寄り。

 土の壁の内側(陸側)の井戸で2日に採取された水のセシウム濃度は93ベクレルで、海側の方が高い結果となった。

 東電は汚染水の海洋流出や土の壁の効果があるのかについて「データを見続けないと判断できない」としている。


2013年9月5日 提供:共同通信社

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パーソナリティ障害 感情障害

心の嵐、年とともに治まる 香山リカのココロの万華鏡

香山リカのココロの万華鏡:心の嵐、年とともに治まる /東京

 昭和を代表する大歌手、藤圭子さんが自ら命を絶った。家族が発表したコメントによると、藤さんは感情が激しく変化する「心の病」に長い間苦しんでいたことがうかがわれる。診断名などは書かれていないが、めまぐるしく揺れ動く半面、明るい時や歌手としてきちんと活動できる時もあったことから推測すると、不安定さを特徴とする「パーソナリティー」の障害だった可能性も考えられる。

不安定なパーソナリティーを特徴とする心の病、たとえば「ボーダーライン性パーソナリティー障害」を持ち、頻繁に訪れる感情の波に苦しむ人やそれに翻弄される家族は少なくない。そういう人たちは、今回の出来事にショックを受けているのではないだろうか。

しかし、誰の場合でも不安定さがずっと続き、悲劇的な結末が待っているわけではない。先日、ある学会で精神科医の岡野憲一郎氏の講演を聴く機会があった。岡野氏は「ボーダーライン」と診断された患者さんを6年後に再び診断したところ、その7割が診断基準を満たさなかった、という米国の研究を紹介し、「パーソナリティー障害というと治りにくいもの、一生続くものという従来の常識は間違っている可能性がある」と話した。岡野氏の経験でも、特に攻撃性や衝動性といった傾向は、年齢を重ねるうちに落ち着いていくことが多いという。逆に「むなしさ」などは長く残ることがある。一般の人でもそうだが、不安定なパーソナリティーも年齢とともに「枯れていく」のだ。

私の経験では、もともと創造性の高い人が「ボーダーライン」などの不安定な人格を有していた場合、皮肉なことに「枯れ」のスピードが遅いように思う。60代になっても鮮烈な色彩で激しい絵を描くアーティストは、その年齢でも思春期の頃と同様に、家族をののしったり夜の街に飛び出して行ったりしていた。

ただ、これは幸いなことだと思うのだが、多くの人はそこまでのエネルギーを保てず、不安定さが押し寄せてきても怒鳴ったり暴れたりせずに、なんとかしのげるようになる。「むなしさ」が心の中に残っていても、それを周囲と調和させることもできるようになるはずだ。

今、自分の中で荒れ狂う不安定さに困り果てている人も自分に言い聞かせてほしい。「この嵐は年齢とともに必ず治まっていくはず」。そうならなかった藤圭子さんは本当に痛ましい。せめて私たちが彼女の歌を聴き続けることで、その魂が安らぐことを祈りたい。


2013年9月3日 提供:毎日新聞社

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40代から始まる50代クライシスの恐怖 八方ふさがりの更年期 
仕事や介護、悩み多く 古い価値観と板挟み

八方ふさがりの更年期 仕事や介護、悩み多く 古い価値観と板挟み 
「暮らしアイ」アラフィフ・クライシス

 仕事や介護に悩む50歳前後の女性に、更年期症状が追い打ちをかけている。彼女らは1986年の男女雇用均等法施行のころに社会人になった世代。家族のために女性が犠牲になるのは当然といった親の古い価値観にとらわれ、板挟みになっている人も多い。夫や子どもはなかなか理解してくれない。八方ふさがりの状況を「アラフィフ・クライシス(50歳前後の危機)」と呼ぶ医師もいる。

神奈川県に住むA子さん(48)は、1年ほど前からのぼせや指先のこわばり、疲労感などの更年期症状に苦しんでいる。41歳で離婚。実家に戻り、眼科診療所で技師の仕事をしながら中学2年の息子を育ててきた。

3年前、同居の母親が認知症になり介護を始めた。息子は反抗期で言うことを聞かない。「つらすぎる。でも働かないと食べていけない」

夫が重荷という人もいる。東京都のB子さん(50)は、5年間仙台に単身赴任していた夫が戻ってきた途端、更年期症状がひどくなった。体調が悪いと言っても手伝ってくれない。単身の時は何でもできた夫が何もしなくなったことも、仕事が忙しいB子さんをいら立たせている。

茨城県つくば市でクリニックを開く坂根みち子(さかね・みちこ)医師によると、疲れ果て、うつ状態になって受診する50歳前後の女性が相次いでいる。

「頑張ればパートから正社員にする」という上司の言葉がうそだった―。こういう何かのきっかけで心のバランスを崩し、更年期症状も重なって気力を失う例も多い。

「昭和一けたの伝統的な価値観の親に育てられたアラフィフは、家のことは母や妻の役割と思い一人ですべて引き受ける。自己主張にも慣れていない。まさに危機的な状況だ」と坂根医師。

女性の健康とメノポーズ協会(東京)の三羽良枝(みわ・よしえ)理事長は、夫の協力のなさが女性を追い詰めていると強調する。「家のことをおろそかにしないなら働くのを許す、働かせてやっている、という考えの夫もまだ多い。具合が悪いと言うと『俺のメシはどうする』と自分のことしか考えていない答えが返ってくる」

電話相談には「『怠けている』と病院にも連れて行ってくれない」「あまりにも無理解。同じ人類なのだろうか」といった悲鳴が寄せられる。

精神科医の香山(かやま)リカさんの分析はこうだ。「皇太子妃雅子さまに代表されるこの世代は、社会から男並みに働くことを期待された。同時に妻や母として夫に従い、家族に尽くすべきだという異なるメッセージを受け、心が引き裂かれてきた」

もっと年上の世代は選択肢が乏しく、若い世代は最初から一般職を選ぶなど割り切っている。「後の世代のために歯を食いしばってきたのに、その女性たちが冷ややかに見ているのもつらい」と香山さん。「すべてだめと思うのではなく、一つずつ問題を片づけて。それだけでも楽になります」と助言している。


2013年9月3日 提供:共同通信社

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メタボ健診そもそも対象者の84%が指導を受けていない

結局、中年、老年期に発作を起こし、脳梗塞、心筋梗塞で、寝たきり化、車椅子化して、介護医療費を多く消費する人が減らない。

まわりまわって、保険料から、または、国費負担が増えて、消費税が上がる・・・・・・・

自分の穴は自分で拭け!!!!!と言いたくなる、健康おたくの自分がいる。


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医療費太る 減らない「患者」病む財政
対象者5千万人超 年250億円の国費投入

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メタボ健診、医療費太る 減らない「患者」病む財政

ヘルスノミクス(6)

東京・霞が関の経済官庁に勤める田中啓二さん(仮名、50)は健康診断のたびに「太りすぎ」と判定される。夕食の時間もなく、深夜にコンビニ弁当をかき込む。「体に良い生活でないのは分かっている」。しかし、診療所で健康指導を受けたことはない。「本当に効果があるんですか」

厚生労働省は2008年から中高年の糖尿病や高血圧などを予防し、医療費を減らす目的で「メタボ健診」を導入した。

対象者は5千万人超で、年250億円の国費が投入されている。

■微々たる体重減

学習院大学の鈴木亘教授らが計量経済学の手法で分析したところ、健診で保健指導の対象になった人の体重減少率は年0.5〜0.7%で、仮に体重70キログラムなら350〜490グラム。一般的な食事1回分に満たない。鈴木教授は「期待した政策効果はなかった」と手厳しい。

予防医療に一定の効果があるのは確かだが、メタボ健診の場合、保健指導を受ける義務やインセンティブ(誘因)がなく、そもそも対象者の84%が指導を受けていない。

「まだこんなにのまないといけないのか」。東京都内の大手製造業に勤める佐々木真一さん(仮名、30)は処方された錠剤の束を見て、ため息をつく。ストレスや不規則な生活から5年前にうつ病と診断された。

■不必要でも処方

「うつは心の風邪」「気軽に病院へ」。厚労省や製薬会社は00年前後から、メンタルヘルス対策に力を入れ始めた。だが、独協医科大学の井原裕教授は「今の医療現場は必要のない人にまで薬を出している恐れがある」と警告する。

井原教授は「薬に頼らないうつ病診療」を掲げる。患者には睡眠など生活の見直しを迫り、半分は薬なしで治療できるという。欧米では、症状が軽い患者は抗うつ薬を飲んでも「偽薬」程度の効果しかないとの研究もあり、実際に英国は薬への依存を見直し始めている。

医者が処方する薬で症状が改善する患者は多いが、ストレスや生活習慣など本質的な原因を放置することで、逆に治癒が遅れるケースもある。医者が病気をつくる「医原病」のパラドックスだ。

時代と共に移ろう健康の概念。ヘルスノミクスに終着点はない。

医科歯科通信記者 氏


2013年8月27日 提供:日経電子版

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2千万人がヒ素汚染の懸念 中国の飲用水、当局批判も

歯科治療にも使われていた過去の殺菌薬、今では、使っていないが、30年前には・・・ほかにも多く問題の薬品があるホルムアルデヒドを含む薬品による消毒、フェノール類、BIS−GMAアクリル、歯科用金属合金など、これらは、規制されていないので今でも、多くの歯科で使われている。WFでは、10年前から完全に使っていないけど・・・昔は使ってました。

【北京共同】中国で2千万人近くがヒ素に汚染された地下水を飲んでいる可能性があるとの研究結果が28日までに米科学誌サイエンスに発表され、中国国内で波紋が広がっている。

 衛生当局は、飲用水の安全性を強調。官製メディアも影響の大きさを考慮して自粛したのか、ほとんどこの問題を報道しておらず、ネット上では「真相を隠しているのではないか」との批判が出ている。

 研究は中国人とスイス人の研究者グループが実施。中国の衛生当局が2001年から05年にかけて約44万5千カ所の井戸を対象に行ったヒ素の含有量の調査結果を基に、地質や人口などのデータなどを計算式に入れて、中国全土のヒ素汚染を推計した。

 それによると、新疆ウイグルと内モンゴル両自治区や河南省、山東省などの約1960万人が、ヒ素の含有量が高い地下水を飲み水として利用している可能性があるという。

 原因としては、火山岩や地中の堆積物に含まれるヒ素が地下水に溶け出した可能性を指摘。汚染の疑いがある地域での水質調査と改善策を急ぐよう提案している。

 中国疾病予防コントロールセンターの担当者は国営ラジオの取材に、こうした地域の地下水にヒ素が含まれていると認めた上で「水質を改善させる措置は基本的に終わっており、既に一定程度改善した」としている。

 だがネット上には「(権威のある)サイエンスが科学的でないとでも言うのか?」「いつになったら飲料水の問題は解決するのか」との疑念やいら立ちの声が寄せられている。

※ヒ素

 自然界に広く存在し、木材防腐剤や殺虫剤、半導体製造などに使用される。長期にわたって吸収や接触を続けると、肝臓や腎臓の機能障害や、さまざまな種類のがんを発症する。急性の症状としては吐き気や下痢などで、ショック症状から死に至ることもある。中国では、1960年代から地下水のヒ素汚染が認識されるようになったが、調査や水質改善が進んでいないと指摘されている。自然界に存在するヒ素に加え、産業廃棄物によるヒ素汚染の問題もある。(共同)


2013年8月29日 提供:共同通信社

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多くの発見も今では否定 病原体にいどんだ学者
「銅像歴史さんぽ」「野口英世(東京都台東区)」

 僕が卒業した東京歯科大の前身、野口先生が居たこともあり、尊敬していますが、当時ウイールスという更に微細な病原体は顕微鏡で見れなかったのですね。

今WFマイクロスコープで、形成や印象、模型操作をしていますが、やはり今まで、観れなかったいろいろな現象が見れて、注意すべき新視点が多くあります。目で見えるということは、ほんと、限定的なんですね。

以前の治療がアナログ放送なら、今の治療は4K,8K高密度放送並みの精度アップです。これは、予後の違いは大きいです。

日本トップクラスの偉人(いじん)といえば、千円札に描(えが)かれている細菌(さいきん)学者、野口英世(のぐちひでよ)(1876〜1928年)。貧(まず)しい農家に生まれ、幼(おさな)いころに負ったやけどで左手が不自由となりながらも、医師(いし)資格(しかく)を得て渡米(とべい)、寝(ね)る間をおしみ病気のもととなる病原体の研究を続けました。

 数々の発見で世界的に注目され、ノーベル賞候補(こうほ)に挙げられましたが、研究中の病気にかかりアフリカで死亡(しぼう)。人類のため研究に命をささげた人として知られます。

 ところが、私生活(しせいかつ)ではよくない話が残ります。金遣(かねづか)いが荒(あら)く、金を得るとすぐに遊びで使い果たし、友人から多くの金を借りました。結婚(けっこん)すると約束した女性(じょせい)の実家から渡米費用を出してもらったのですが、結局、約束を破(やぶ)ってしまいました。

 ヘビ毒や感染症(かんせんしょう)の梅毒(ばいどく)の研究で注目され、1918(大正7)年、アフリカや中南米ではやっていた黄熱病(おうねつびょう)の病原体を短期間で発見、世界を驚(おどろ)かせました。それをもとにワクチンが開発され、さらにアフリカで研究を続ける中、黄熱病にかかり死亡しました。

 今では野口の発見した黄熱病の病原体は別の病気のものと考えられています。ポリオ(小児まひ)や狂犬病(きょうけんびょう)の病原体発見も発表しましたが、現在(げんざい)は否定(ひてい)されています。

 黄熱病、ポリオ、狂犬病の病原体はいずれも細菌より小さなウイルスで、ウイルスの発見は野口の死の数年後に発明された、より小さなものが見える電子顕微鏡(けんびきょう)を用いなければ難(むずか)しいからです。

 最期の言葉は「ぼくには分からない」だったと伝わります。野口が生きた時代には不可能(ふかのう)だったことを追い求めていたわけで、最期まで病原体の解明(かいめい)に苦悩(くのう)していたことをうかがわせます。

 試験管をかざす実験中の姿(すがた)の野口像(ぞう)が東京都台東区の上野恩賜(おんし)公園に。

 【メモ】上野恩賜公園はJR上野駅からすぐ。


2013年8月29日 提供:共同通信社

 

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