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4.

うがいでお口さわやかに” の間違いは?
一瞬だけの表面効果のみの怖さ、数十分後には・・・

「洗口剤?」と言われると難しく考えてしまいますが、市販されているマウスウォッシュやデンタルリンスのことをいいます。 洗口剤には歯みがき時に使用する液体歯みがき剤と、歯みがき後に使う洗口剤の2種類がありますが、プラークの中まで浸透させてバイオフィルムを破壊させないと効果は期待できませんから・・・・ 洗口剤の効果的な使い方について説明しましょう。

歯ブラシ・フロスに直接に浸けて使いましょう!!!
夜の歯ブラシ後おやすみ前の使用は特におすすめ
だ液にはお口の健康を守るいろいろな働きがありますが、おやすみ中はだ液の分泌が低下するため、虫歯や歯周病の原因菌が繁殖しやすくなります。おやすみ前に歯ブラシやフロスに浸けて使用することで、確実にバイオフィルムを破壊して、細菌の増殖を防ぎ、お口の健康の維持・増進に役立ちます。
歯みがき後の殺菌性洗口剤としての使い方
歯みがき後に適量を口に含み、口の中全体に行きわたるようにブクブクさせてすすぎましょう。外出先やすぐに歯みがきできないときは、携帯用スプレー容器に入れて携帯して、洗口剤を上手に利用しましょう。 口臭予防や、切り傷、インフル予防に役立ちます。洗口剤は殺菌力の高いものを おすすめします。CHX0.5%濃度がユーロ州標準です。
歯みがき時の歯みがき剤としての使い方
液体歯みがき剤はふつうの歯みがき剤とちがって歯ブラシの上にのせることができないため、カップなどに定量を容れておき、そこに歯ブラシやフロスを何回か、 浸けながら使い、その後に、お口に含んでうがいして、お口のすみずみ、特に隣接面ポケット内まで液体歯みがき剤が広がるようにしましょう。


 

洗口剤比較
ラカルト/コンクールF/ジェルコートF

 
ラカルト(生産終了)
コンクールF
ジェルコートF
大60ml ¥1800 
小30ml ¥980
100ml ¥1050(税込)
2004年1月より新処方
90g ¥1050(税込)

グルコン酸クロムヘキシジン液(塩化セチルピリジニウムより殺菌力が強い)
水溶性で静菌作用が長い3〜12時間
原液中0.047%

グルコン酸クロムヘキシジン(塩化セチルピリジニウムより殺菌力が強い)
水溶性で静菌作用が長い3〜12時間
原液中0.05%
塩酸クロルヘキシジン(非水溶性)0.05%
フッ化ナトリウム950ppm
30ml中に3〜5滴下する。
0.001%以下溶液として使用 300回分(60ml)
(1滴は0.07ml)
医薬部外品
25〜50ml中に5〜10滴下する
0.28〜1.12%以下溶液として使用 600回分
(1滴は0.028ml)
医薬部外品
適量を歯ブラシにとり、歯を十分にブラッシングしジェルを歯や歯間部に行き渡らせる。その後、軽く水ですすいぐ。
ラウリル硫酸ナトリウム→発泡剤
脳、心臓、肝臓に蓄積する。皮膚、粘膜吸収がよく、血液中の発ガン物質をキャリアします。
-
フッ素配合で歯を強くし、再石灰化を促進。
ペパーミント 後味すっきり。殺菌作用 L−メントール(精油)後味すっきり。ハッカからとれる。殺菌、防腐作用、かゆみ、知覚マヒ ペパーミントタイプ
D ソルビトール(糖アルマール)
ブドウ還元糖、甘味
-
キシリトール
-
緑茶抽出成分(フラボノイド、カテキン、ポリフェノール類)
口臭防止、抗酸化作用
-
乳酸アルミニウム
・収れん効果がある
・歯肉の引き締め
・知覚過敏防止
グリチルリチン酸モノアンモニウム
・ 消炎効果
・ 解毒
・ 抗アレルギー
・ 抗潰瘍
・ 肝障害修復作用
洗浄剤 炭酸水素ナトリウム

 

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コンクールF


グルコン酸クロルヘキシジン配合
洗口剤・液体歯みがき(医薬部外品)を
安全にご使用下さい。
グルコン酸クロルヘキシジンは、まれに過敏症、アナフィラキシーショックなどのアレルギー症状を起こすことが知られています。
洗口剤
液体歯みがき
(医薬部外品)
コンクール〈F〉
ガム・CHX洗口液
ラカルト
クチュッパ

 

新処方コンクールF>とは…?

コンクール<F>は、グルコン酸クロルヘキシジンと、グリチルリチン酸モノアンモニウムを主成分とした今、話題の薬用洗口液です。

平成16年1月よりコンクール<F>のグルコン酸クロルヘキシジン(以下CHG)の濃度が変わりました。

 

CHG配合口腔製品については、長年、業界内と厚生労働省間で安全性の観点からCHG濃度について長く検討されてまいりましたが、平成14年6月に原液のCHG濃度0.05%未満とするという業界の自主基準ができました。
それにより、コンクール<F>は、平成15年7月10日に代替申請が承認されました。

新処方コンクール<F>の成分は、下記のように旧製品と同じですが、原液中のCHG濃度を0.05%未満に変更いたしました。希釈後の使用時濃度は、旧製品(原液のCHG濃度0.36%)と同じですので、殺菌力が低下するわけではありません。効能・効果・味・使用感は、新・旧製品ともほぼ同じです。

 

コンクール<F>の新・旧製品の一覧

 
新コンクール<F>
旧コンクールF
成 分
グルコン酸クロルヘキシジンの原液濃度
0.05%未満
0.36%
グリチルリチン酸モノアンモニウム
L-メントール
緑茶抽出液
エタノール
プロピレングルコール
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
着香料
着色料(青色1号、黄色4号:タートラジン)
容 量
100mL
50mL
価 格
価格1,050円(税込)
効能・効果
むし歯の発生および進行の予防、歯槽膿漏の予防、歯肉炎の予防、口臭の防止
味・使用感
新・旧の味、使用感はほぼ同じです。
用法・用量
水約25〜50mL(コップ約1/8〜1/4位)に本剤5〜10滴を滴下し、よくかき混ぜて1日数回洗口してください。 水約50mL(コップ約1/4位)に本剤3〜4滴を滴下し、よくかき混ぜて1日数回洗口してください。
 

新処方コンクール<F>のう蝕・歯周病関連菌に対する増殖抑制効果

監修:愛知学院大学歯学部 教授 野口俊英

<目的>
平成15年7月認可の新処方コンクール<F>のう蝕・歯周病関連菌に対する増殖抑制効果をin vitroに確認しました。
<対象菌>
対象菌は口腔内細菌14種類。
<試験方法>
試験方法は、日本化学療法学会標準法にて行いしまた。
@コン クール<F>の調整
サンプルを滅菌蒸留水にて10倍の段階希釈系列を1〜1010を作成する。対照として滅菌蒸留水のみを加えた。
A接種菌液の調整
新鮮な菌株を滅菌生理食塩水にて107cfu/mLに調整する。
B寒天培地への接種
@で調整したサンプル希釈液にAで調整した菌液9:1の割合で混和し、20秒間室温で放置後、平板希釈法に従い、定量白金耳(1uL)で接種した。
C培養条件
37℃ 7日間培養を行った。
D判定方法
上記の工程を測定日を変え、2回行った。完全に発育を阻止した最小濃度を判定した。
<結果>
試験結果は、表に示すとおり、対象の菌株に対して増殖抑制効果を示しました。表は増殖阻止をした時のコンクール<F>の最小濃度(最小発育防止濃度)で示しました。


<表>新処方コンクール<F>の菌株別最小発育阻止濃度(MOC)
対 象 菌
MIC
Tannerella forsythensis
(Bacteroides forsythus)
0.009%
Fusodacterium nucleatum
0.045%
Actinobacillus actinomycetemcomitans
0.0009%
Prevotella intermedia
0.0045%
Porphyromonas gingivalis 33277
0.009%
Porphyromonas gingivalis W83
0.009%
Lactobaiillus casei
0.009%
Capnocytophaga
0.009%
Eikenella corrodens 23834
0.09%
Actinomyces viscosus15987
0.09%
Actinomyces viscosusT-6
0.009%
Streptococcus mutans
0.009%
Streptococcu sanguis
0.009%
Streptococcus mutans T
0.009%