2. セルフケア
歯周病ってどんな病気? 歯周病は、歯を失う原因となる口内トラブルの総称。その原因となる「歯周病菌」は、プラークに含まれています。この細菌が歯茎に感染すると、はれや出血を起こし、最終的には歯が抜けてしまいます。初期症状はほとんどありません。 成人の8割近い人が歯周病だともいわれ、20代でも知らないうちに患っています。そして身体の老化や、肥満、動脈硬化の主な原因がこの口腔内の細菌の侵入や外毒素によると解って来ました。
歯周病はフロッシングで予防できる! 歯周病になってしまうと口臭が気になり、出血に悩み・・・と、いいことがありません。数日で治るものでもないので、一にも二にも「ならないこと」が重要です。 それにはプラークに潜む歯周病菌が歯茎に移る前に除去すること。そして、歯周病菌の繁殖を防ぐことがポイントです。 とくに大切なのは、食後のフロッシングをていねいに行うことです。忙しくて昼食後の歯みがきをしないのは大丈夫ではありません。就寝前にていねいなフロッシングとブラッシングをすれば、1日分くらいのプラークは除去できても、身体の中に侵入した細菌まで除去できないのです。 1本1本よくみがいて、きれいな口内環境を保ちましょう。合わせて、定期的な検診を心がけることも忘れずに。
ツボを刺激してリラックス&息スッキリ! お手軽ガムマッサージ 最近、審美治療の1つとして注目されているのが、ガムマッサージ。指で歯と歯茎をつまんで刺激するマッサージです。歯茎は毛細血管や全身のツボが集まっているため、脳が刺激されて頭がすっきりする、リラックスできるといったヒーリング効果が期待できます。だ液も出やすくなり、口臭予防にも最適。また、口を大きく開いて行うので、口周辺の筋肉を刺激し、口の開きがよくなる、シワが予防できる、内臓の動きが活性化されるなどのうれしい効果も! 歯と歯茎をいっしょに指でつまんで刺激。いちばん奥の歯から順に、軽く圧迫するように数回つまんでいきます。 ★順番は上下左右どこからでもよいので、くまなく行いましょう。