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麻酔薬の特徴
  1. ソピラ(R)シトジェクト(R)
  2. ヘンケジェクト
  3. カートリッジウォーマー カプリ
  4. WFでは、採用しません。
  5. 5〜10ccのセルシンをジンジャーシロップに薄めて、
    使って体温上昇と筋弛緩作用で、
    患者さんの緊張を解く。経口鎮静法

 

1.ソピラ(R)シトジェクト(R)

2012年12月10日

歯根膜靭帯内麻酔用注射器

ソピラ(R)シトジェクト(R)

歯根膜靭帯内麻酔法の特徴

浸潤麻酔に比べ、少量の麻酔薬で効果が得られるので高齢者及び心臓病、糖尿病などの患者 に対してより高い安全性が期待できる。

麻酔効果が迅速なため、抜髄や抜歯などの症例では、麻酔薬注入後、直ちに治療開始できる。

刺入時や麻酔液注入時の疼痛が少ない。

浸潤麻酔では効果が現れにくい下顎大臼歯部歯牙に対して特に有効であるが、全ての歯牙に使用できる麻酔法である。

出典:須賀康夫先生「歯根膜腔隙内麻酔法」「国際歯科学士会日本部会雑誌」第21巻第1号161〜166頁
 
ソピラ(R)シトジェクト(R)
 
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2.ヘンケジェクト(ドイツ製)

ヘンケジェクト

患者様にやさしい、無痛治療のために!
当院使用の麻酔器です。

これで、親不知の埋伏歯も少ない出血と無痛で、しかも、術後の痛みもなく、処置ができるのです。

しかも歯根膜には、痛みのセンサーがないので、圧力センサーが働き、歯に圧力を感じるだけなので、表面麻酔などなくても、基本的に
無痛です。
 

ヘンケジェクト使用イメージ
 
ヘンケジェクト

WFでは使うのは、90タイプ。
90ニュートンコントロールの優しい注入圧のものを
さらに、トレーニングで、点滴レベルで行います。


ヘンケジェクト


安全機能 V種の選択

A型およびB型は、制限圧力(90・120ニュートン)以上の力が掛かると、新しく開発された安全装置が自動的に働き、歯周組織への損傷を防ぎます。

(※1ニュートン=1kgに働き、1m/sec2の加速度を生じる力)

ヘンケ・ジェクト


ヘンケ・ジェクトは、機能的なデザインと簡単な操作で、歯根膜麻酔に特に威力を発揮します。

ヘンケ・ジェクトによる歯根膜麻酔の利点
●治療を必要とする歯牙に対してのみ、適量の麻酔液を注射するため副作用がありません。
●麻酔効果は短時間で消滅するため術後の不快感が最小限におさえらえます。
●麻酔は即効性ですので注射後直ちに治療に移ることができます。
●循環システムには影響がありませんので、循環系疾患の患者にも適しています。
●1回当りの麻酔液は0.2mlで済みますので、アレルギー反応の危険も最小限におさえることができます。
●操作は簡単で殆ど無痛の状態で注射を行えます。


ヘンケ・ジェクト90

ヘンケジェクト90による歯根膜麻酔の利点
●全ての標準歯科用カートリッジが使用可能 ●1回のレバー操作で0.2mlの麻酔薬を注入
●人間工学に基づいたデザイン ●麻酔薬の適量投与 ●取扱いが簡単


親不知の抜歯の伝達麻酔

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3.カートリッジウォーマー カプリ
 
麻酔液を体温に温め、注入時の違和感をなくし、体細胞への損傷を少なくします。

痛みが少ない温度です。
「麻酔注射器や麻酔液カートリッジを手の平で温めてから注射すると、注入中に患者さんがあまり痛がらない。」とよく言われます。
カプリは、痛みが少ない温度とされる「37度」にカートリッジを温め、保温します。
デントロニクスの電動注射器カートリーエース・プロやデントロニクスの極細33G/31G注射針と併せてお使いいただければ、患者さんの痛みはさらに軽減します。



麻酔イメージ
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4.WFでは、採用しません。

リグマジェクト2型


WFでは、採用しません。

オーラスター(電動麻酔注射器)

特徴
●痛くない

3段階の至適な注射スピードが選択でき、ゆっくり一定であるため、注入時の疼痛を抑えることができる。
●ペングリップタイプ
指先の延長感覚で、全方位から注射できます。
●疲れない
軽くボタンを押し、後は支えているだけで麻酔液が注入できます。ストレスも軽減します。

※以前使用していましたが、圧コントロールが強すぎるので、現在は使用を見合わせております。

 電動麻酔器は、握力の無い先生には良いかもですが、注入圧を微妙に患者さんの反応、口唇動脈の波動を触れながら、コントロールするWFのやり方には適しません。

15年くらい以前にアメリカからマイコンコントロールの麻酔器も購入して使ったり、これも使ったりしましたが、いま一でした。


シリジェット
シリジェット 当院では導入しておりません。

これは、かなりの強圧で一瞬で麻酔液を打ち込むという、かなり乱暴な器具です。

ばねで突然行くので、患者も心臓ドキドキものです。
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5.5〜10ccのセルシンをジンジャーシロップに薄めて、使って体温上昇と筋弛緩作用で、患者さんの緊張を解く。経口鎮静法

世の中の多くの方が、歯科治療に恐怖を感じられており、
無痛歯科治療や恐怖心の鎮静を求める患者さんの
\潜在的ニーズは非常に高いことを…。

“Dr.Sim :AAID Korean Maxyコース講義資料より”

日本で一般的な鎮静法というと

血管に針を刺して、
点滴にて薬剤を注入する【静脈鎮静法】
そして、
ガスマスクを装着し、
麻酔ガスを吸引させる【笑気鎮静法】

歯科医院で麻酔というと、
真っ先に思い浮かぶのは、
歯肉にグッと刺される浸潤麻酔です。

患者さんとしては歯科治療を受けるのに
静脈や笑気鎮静法は少し怖い気がします。

しかし、インプラント先進国アメリカや
韓国では経口鎮静麻酔が主流です。

経口鎮静麻酔、このようなメリットがあります。
  • 麻酔科医を呼ぶ必要がなく、コストがかからない
  • 笑気麻酔のように、特別な機材が必要ない
  • 針、シリンジ、機械などの投与器具が必要ない
  • 投与のための特別な技術が必要ない
  • 鎮静作用の調整性が高い
  • 処方箋さえあれば、だれでも入手できる薬剤
  • 麻酔深度が深くならず、オペ中は患者さんが先生の指示に従ってくれる
日本で取り入れている医院は、ごくわずかですが、
日本よりも麻酔科医の数が少ないのに、インプラント先進国である、
アメリカや韓国では、すでに「経口鎮静麻酔」が主流となっています。

韓国での鎮静対処法

“Dr.Sim :AAID Korean Maxyコース講義資料より”

なぜなら「経口鎮静麻酔」には、以下のメリットがあるからです。
・笑気麻酔のように、特別な機材が必要ない
・針、シリンジ、機械などの投与器具が必要ない
・投与のための特別な技術が必要ない
・鎮静作用の調整性が高い
・処方箋さえあれば、誰でも入手できる薬剤を用いる
・患者負担が少ない
・薬の投与が容易であり、患者さんが拒否感を感じにくい
・麻酔深度が深くならず、オペ中は患者さんが先生の指示に従ってくれる
・術中のバイタルサインの記録やチェックはスタッフに任せられる


「経口鎮静麻酔」を実施するポイントは3つ。

  1. 患者さまの特徴にあわせて、薬品の種類、分量を決定する
  2. 治療1日前の晩と、治療直前に薬品を服用していただく
    (術中に投与することは2時間程度の治療ではほとんど行わない)
  3. 鎮静作用が強くなりすぎたら、専用の薬品で作用を調整する
不安感をほとんど感じず、ゆったりした気持ちでオペが受けられます。
治療を受けたかどうかさえ覚えていない、といったケースも珍しくありません。
確かに、薬を飲むかたちだと、鎮静効果が発現するまでに、
60分はかかると言われており、
今回の投薬方法も1日前や1時間前に薬を飲んでいただきます。

静脈鎮静麻酔だと、約1分で鎮静効果が発現すると言われていますから、
とても時間がかかるように思えます。

しかし、今回お伝えする「経口鎮静麻酔」は、一部の薬品を舌下投与するため、
その場合には直接的に血管へアプローチでき、鎮静効果が発現するまで、
約3分という時間が測定されています。


つまり、患者さんが来院してから麻酔の効果判定を行なって
麻酔薬を追加することができ状態を見てからオペに取り掛かかれるなど、
より安全を考慮しています。

このように、非常に優れたメリットがある「経口鎮静麻酔」です

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