後絶たぬ患者の死亡 腹腔鏡手術 群馬大附属病院

参考:2014年11月14日(金) 配信 共同通信社    2014年12月22日(月) 配信 朝日新聞    2014年12月25日(木) 配信 読売新聞    2015年1月13日(火) 配信 共同通信社

群馬大附属病院で14年11月、同じ医師による腹腔鏡を使用した肝臓の切除手術で8人の患者が死亡していた問題。 その後の調査で、同医師は肝臓の開腹手術でも、過去5年間で1割強にあたる84人中10人が死亡していたことがわかりました。 同病院は高度医療を提供し、診療報酬の優遇がある特定機能病院の承認を受けています。 同病院では10年~14年の期間に、腹腔鏡を使った高難度の肝臓切除手術を受けた肝臓がんなどの患者8人が、術後100日以内に死亡しています。病院の公表した報告書によると、原因などを検討する症例検討会を開かずに、同医師の判断に委ねていたとのこと。 また報告書では、手術が保険適用外であることを執刀医が「患者に口頭で説明した」と、遺族の証言と食い違う主張をしていることなどもわかりました。 複数の遺族は「手術方法が保険診療として認められていない高難度のものだったとは聞いていない」と話しており、説明と同意が不十分だったという問題も浮上しています。 厚生労働省は医療法に基づき、立ち入り検査を実施。結果を踏まえ、同病院の特定機能病院の承認を取り消すか社会保障審議会医療分科会に諮る方針です。 腹に小さな穴を開け、ビデオカメラで内部の映像を見ながら専用の器具を使う腹腔鏡手術は、開腹手術に比べて患者への負担が少ないとして、実施が広がっている一方、熟練した技術が求められ、ミスによる患者の死亡も後を絶ちません。 医師が業務上過失致死罪で有罪判決を受けたケースもあります。 02年11月、東京慈恵会医大青戸病院(現 葛飾医療センター)が腹腔鏡による当時60歳の男性患者の前立腺摘出手術で、手術中静脈を傷つけ大量出血、脳死状態になり1か月後に死亡したケースでは、医師が業務上過失致死罪で起訴され、東京地裁が「手術を行う最低限の能力が無かった」として、執行猶予付き有罪判決を言い渡しています。 昭和大藤が丘病院(横浜市)でも02年10月、女性患者の腹腔鏡手術で、医師が膵臓の一部を誤って切断して死亡させ、業務上過失致死剤で執行猶予付き有罪判決を受けています。
Dr.堤より 臨床経験のすくないドクターがスキルのないまま、やるべきメソッドではない腹腔鏡手術。 医師の技術の問題?それとも、術式の問題? それにしても一件一件の検証がしっかりあれば、再発が防止できる。 ずさんな管理が問題だし、オペ前説明も?言葉だけでなく、しっかり書面で伝達すべき。 じぶんが受けたくないオペはするな。 医療事故を防ぐには、すべての工程で、毎回の見直し、修正を積み重ねる、改善運動しかない。それでも、数%は防げない。