エボラ出血熱 危険ウイルス扱えず、感染判断は困難

エボラ出血熱への対策が国際的な課題となっています。 しかしながら、日本では感染が疑われる患者が見つかっても、制度上、取扱いが許可されていない等、ウイルスを調べる体制が整っていないため、現状では「感染の疑いの有無までしか調べられない」のです。
厚労省によると、日本では約30年前、最高レベル(BSL4相当)の設備が国立感染症研究所村山庁舎(東京都武蔵村山市)と理化学研究所バイオリソースセンター(茨城県つくば市)に整えられたが、地元住民の同意が得られないなどの理由から、現在も最高レベルでの運用は許可されていない。 このため、仮にエボラ出血熱の可能性がある患者が見つかった場合、感染研村山庁舎で患者の血液や尿、のどから採取した粘膜などを検査するが、ウイルスを取り出したり、培養したりすることは許可されておらず、確実に感染しているとの判断はできない。 日本学術会議のメンバーとして今年3月、BSL4施設の必要性を提言した江崎孝行・岐阜大教授(病原微生物学)は「今は特効薬がなく、効果があるのか分からない薬を患者に投与している。 ウイルスを培養できればいきなり人体に投与しなくても薬の効果を研究できる」と施設の重要性を指摘する。

毎日新聞社 2014年10月16日(木) 配信 より引用

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