大腸癌の免疫力高めるT細胞発見

参考:化学工業日報2016年5月17日 (火)配信

阪大の研究グループ、新たな免疫療法の標的になる可能性も

 大阪大学免疫学フロンティア研究センターの研究グループは、大腸がんに対する攻撃能力を制御する免疫機構があることを発見しました。大腸がん組織内部にまで深く進行したリンパ球にはがん免疫を弱めるT細胞とがん免疫を促進するT細胞が存在し、免疫促進T細胞はがん免疫治療の効果を高めるだけでなく新たな免疫療法の標的になる可能性があるといいます。免疫促進T細胞の誘導は腸内細菌が関与しており、腸内細菌のコントロールが大腸がん治療につながることが期待されます。  大腸がんに浸潤したT細胞には、がん免疫の抑制度合いを決めるFOXP3と呼ばれるマスター遺伝子があります。この遺伝子が多く発現したT細胞は、がん免疫を抑制します。  研究グループは、免疫抑制T細胞とみなされていた細胞のなかにマスター遺伝子の発現が弱く、がん免疫抑制能力がなく、結果としてがん免疫を促す免疫促進T細胞が存在していることを突き止めました。免疫促進T細胞は腸内フローラ(腸内細菌叢)の細菌ががん浸潤、潰瘍内炎症を介して誘導、がん免疫を高めています。  これらのT細胞の存在と治療後の経過も調査しました。免疫促進T細胞群が多数浸潤している大腸がんは予後が良好でしたが、免疫抑制T細胞が浸潤していると予後不良の原因となることが示唆されました。なお、タイプの異なるT細胞の量は発がん過程の違いによるとしています。
Dr.堤より お口のケア、予防的なWFの提唱するケアを実践すると、腸内フローラーも悪玉菌が減り、腸内の悪性炎症、腐敗がなくなる、おならが臭くなくなる、これが免疫促進T細胞の誘導は腸内細菌を増やすことなんです。