「痩せた」とテレビで紹介 和歌山の産地に梅干し注文殺到

参考:2016年5月19日 (木)配信紀伊民報

 「焼き梅干しを食べて痩せた」とテレビで紹介されたことで、梅産地の和歌山県田辺市やみなべ町にあるJAや梅干し加工会社に全国の卸売業者や大型小売店から梅干しの注文が殺到しています。わずか1日でこれまでの半月分という注文もあり、関係者は需要が高まる夏場を前に思わぬ反響に喜んでいます。  お笑いタレントが司会を務めるバラエティー番組のダイエット企画で、今月10日夜に放送されました。女性お笑いタレント2人が焼いた梅干しを2週間食べて痩せるのに成功したという内容でした。  梅干しを製造するJA紀南加工部によると、11日夕方から卸売業者を中心に注文が入り始めました。12日以降、1日当たり半月分の注文が殺到しているといいます。田辺市上芳養加工場で梅干しのパック詰めをしており、平日の昼間だけでなく、休日の14日と15日のほか平日の夜間にも職員が出て対応。ほかの加工場や営業の職員も作業に加わっています。  同部は「スーパーマーケットで売れているようだ。製造が追い付かない状態。1週間ほどで落ち着くと思うが、うれしい悲鳴だ」。6月になると、今季収穫したばかりの青果としての梅の出荷がピークを迎え、夏場の7、8月には熱中症対策として梅干しの需要が高まるため「梅販売に弾みがついた」と喜んでいます。  JA紀州も12日以降に卸売業者からの注文が増えたといいます。加工直販課は「ほかの梅干し加工業者も忙しそうだ。放送がいい影響を与えてくれ、ありがたい」と話しています。  田辺市内の梅加工会社によると12日以降、大型小売店や卸売業者から注文が増えています。それ以前の2倍ほどあるといいます。  担当社員は「スーパーからの情報によると20代、30代の女性の購入が増えている。これまでに購入が少ない層で、梅干しはダイエットだけでなく、健康維持にもいいということを知ってもらうのにいい機会」と話しています。  みなべ町内にある梅加工会社の経営者も「思いがけない注文が入ってきており、忙しくなってきている。梅干しの機能性でこんなに反響があったのは久しぶり。この反響が長く続いてくれたら」と思わぬ売れ行きに声を弾ませています。  ほかに、商品が足りなくなっている梅加工会社もあるといいます。