2巡目検査で初のがん確定 福島の子ども甲状腺検査 疑い例は7人に

参考:2015年2月12日(木) 配信 共同通信社

福島県の全ての子どもを対象に、東京電力福島第1原発事故の放射線の影響を調べる県の甲状腺検査で、事故直後から3年目までの1巡目の検査では「異常なし」とされた子ども1人が、昨年4月から始まった2巡目検査で甲状腺がんと診断が確定したことが、11日、関係者への取材で分かりました。また、がんの疑いのある子どもは7人になりました。 2巡目でがんの確定診断が出たのは初めて。12日に福島市で開かれる県の検討委員会に報告され、放射線の影響かどうか慎重に見極められる見通しです。 同検査の対象は1巡目が事故当時18歳以下の約37万人で、2巡目は事故後1年間に生まれた子どもを加えた約38万5千人になります。 チェルノブイリ原発事故では、4~5年後に子どもの甲状腺がんが急増したこともあり、県は事故直後から3年目までに実施した1巡目の結果を、放射線の影響がない現状把握のための基礎データとし、2巡目以降でがんが増えるかどうかなどを調べる計画です。1巡目ではがんと確定したのは86人、疑いは23人でした。 1、2巡目とも検査は2段階で行われ、超音波検査で甲状腺のしこりの大きさや形状などを調べ、程度が重いと判定された子どもは血液や細胞を詳しく調べる2次検査に進みます。 昨年12月の検討委員会では、1巡目で異常なしとされた4人が2巡目で「がんの疑い」と診断されたことが報告されました。この委員会では1巡目で見逃した可能性などが指摘され、放射線の影響には否定的な見解を示していました。 関係者によると、2巡目でがんが疑われた子どもは前回の報告から3人増の7人。がんと確定した1人を含む8人は、震災当時6~17歳の男女です。
Dr.堤より 国の事故直後の対応の未熟さ、ヨウ素製材配布の遅れなど、その後の対応の悪さ、国や自治体の責任はやはり大きい。 なのに、原発とは縁が切れないという日本の経済生活優先、大都市圏の電力を作るために、原発地域が危険にさらされる。 どんなに安全対策を行っても、危険は減るわけではない……後処理解決も数100年の先延ばし、汚染土壌に埋め尽くされた未来の日本が見えるようだ。地震大国日本。