「見誤った」WHO猛省 エボラ熱で内部文書 エボラ関連ニュース

世界保健機関(WHO)は、エボラ出血熱対策について「関与したほぼ全員が、(流行拡大の)簡単な予兆を見誤った」などと指摘、無能な職員や官僚的な組織体質から初動に失敗、感染拡大を食い止められなかったと猛省する内部文書をまとめた。米AP通信が18日までに報じた。 APによると文書は、医療システムが機能していない西アフリカのような地域では、伝統的な感染症の封じ込め対策は通用しないことをWHOの専門家は当初から認識すべきだったと指摘。 アフリカ各国にある出先事務所のトップは、地域を統括するアフリカ地域事務局長による「政治的な動機」で人選されており、同地域事務局長とWHO本体のチャン事務局長との意思疎通もないとした。 エボラ熱ウイルスの発見者の一人である外部の専門家はAPにアフリカのWHO事務所は「何もしておらず、全く無能だ」と一蹴。今年7月には緊急事態を宣言し、兵員の派遣などをするべきだったと批判した。

 共同通信社 2014年10月20日(月) 配信 より引用

■エボラ熱死者4555人に 感染拡大続く 世界保健機関(WHO)は17日、西アフリカを中心に流行する感染者が14日までに計7カ国で9216人に達し、4555人が死亡したと発表しました。 リベリア、シエラレオネ、ギニアの3カ国では依然感染が拡大しています。 一方で、セネガル、ナイジェリアではエボラ熱の流行が終息したと、WHOによって正式に終結宣言がなされました。 ■エボラ感染に日本の薬投与 快方に スペインでは、エボラ熱に感染し、マドリードの病院に隔離入院していた看護師が快方に向かっていると発表されました。 治療に使われた薬は明らかにされていませんが、スペイン紙エル・ムンドは、富士ホールディングスのグループ会社が開発した抗インフルエンザ薬「アビガン」が投与されたと報じています。 「アビガン」はエボラ熱の治療薬としては未承認ながらも、フランス・ドイツで治療に使用され、仏ではこの薬を投与された患者が治癒し、退院もしています。 ■エボラ出血熱 対応能力超えていた 日赤和歌山医療センター・古宮医師 日本では、WHOの要請で8~9月に約4週間リベリアでエボラ熱の治療にあたった、日本赤十字和歌山医療センターの小宮伸洋医師が記者会見し、現地での活動について語りました。「現地では病床が足りておらず、患者を隔離することもできていない。」「現場は全く余裕がない。院内の感染管理も全くおこなわれておらず、あらゆるレベルで対応能力を超えていた。」と話しました。 また、「日本では対岸の火事のようだが、欧米ではもはや他人事ではない。日本でも感染拡大の確率はある。」と警鐘を鳴らしました。 ■政府、エボラ熱対策支援で2人派遣 シエラレオネへ 日本においても、政府は新たに日本人の医療関係者2人をシエラレオネに派遣しました。 これまでに、日本人は4人が現地に派遣されており、日本はエボラ熱対策としては4500万ドルの支援を表明。米国のオバマ大統領と支援の加速化など、エボラ熱の感染拡大防止に緊密に連携することで一致しています。

 参考 : 朝日新聞 2014年10月17日(金) 配信 読売新聞 2014年10月20日(月) 配信 毎日新聞社 2014年10月18日(土) 配信 共同通信社 2014年10月20日(月) 配信

*** Dr.堤より 現地の状況の把握と、即時に対応策と、国内での法整備が必要。 日本も早急に専門家対策会議で、パンデミック防止の法整備をする必要がある。 医療システムが機能していない西アフリカのような地域では、伝統的な感染症の封じ込め対策は通用しない。 そういう地域がまだ、地球上にはあるのです。

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