2巡目のがん確定30人に、甲状腺がん131人に 原発事故 当時5歳の1人、甲状腺がん疑い福島、子どもの甲状腺検査

参考:2016年6月7日 (火)配信共同通信社 2016年6月7日 (火)配信朝日新聞 2016年6月7日 (火)配信毎日新聞社

 東京電力福島第1原発事故の健康への影響を調べている福島県の「県民健康調査」検討委員会が6日、福島市で開かれました。県内全ての子どもが対象の甲状腺検査を巡り、2014年4月に始まった2巡目の検査でがんと確定したのは、前回会議(今年2月)での報告から14人増えて30人となりました。がんの疑いは27人でした。  確定と疑いの計57人は、事故から約3年までの1巡目の検査でほとんどが「問題ない」と診断されていました。委員会後の記者会見で、星北斗(ほし・ほくと)座長(福島県医師会副会長)は「原発事故の影響とは考えにくい」と従来の見解を繰り返しながらも「人数が増えて県民の不安が増していることも間違いない。さらに詳細な調査をしたい」としました。  検査を実施する福島県立医大などによると、57人は事故当時5~18歳の男女で、腫瘍の大きさは5・3~35・6ミリ。このうち、事故から4カ月間の外部被ばく線量が推計できたのは31人で、最大値が2・1ミリシーベルト、11人が1ミリシーベルト未満でした。  約30万人が受診した1巡目の検査も合わせ、これまでにがんと確定したのは計131人、疑いは計41人。

福島、甲状腺がん131人に

 福島県は6日、東京電力福島第一原発事故当時18歳以下の約38万人を対象にした甲状腺検査で、1月から3月の間に新たに15人ががんと診断され、計131人になったと発表しました。うち1人は事故当時5歳でした。県の検討委員会は「これまでのところ被曝(ひばく)の影響は考えにくい」としています。

福島第1原発事故 当時5歳の1人、甲状腺がん疑い

 東京電力福島第1原発事故の影響を調べる福島県の「県民健康調査」検討委員会は6日、当時5歳の1人が甲状腺がんかその疑いがあると明らかにしました。甲状腺がん発生で放射線の影響は考えにくいとする理由の一つだった「5歳以下の診断例がない」状況が変わる可能性がありますが、同委は「(影響が考えにくいとする)論拠を変える必要はない。これからどれくらい出るか検証する」としています。  福島県によると、放射線への感受性は大人より子どもの方が高く、チェルノブイリ事故では、当時5歳以下でも甲状腺がんが多発していたといいます。  健康調査は県が2011年6月から実施。甲状腺検査は事故時18歳以下だった約37万人を対象に15年4月まで1巡目を実施し、14年4月からは2巡目に入っています。これまで5歳以下の診断例がないことなどから、検討委が1巡目の結果に基づき作成した今年3月の中間まとめで、甲状腺がんの発生について、放射線の影響は「考えにくい」としていました。  検討委は、今年3月までに2巡目で30人ががんと確定したことも報告。昨年末と比べ14人増で、「疑い」は同8人減の27人でした。「疑い」が減った理由について、県は「8人ががんと確定されたため」と説明しています。
Dr.堤より 県の検討委員会は「これまでのところ被曝(ひばく)の影響は考えにくい」としている。これはありえない判断では?