ビタミン D不足で認知症リスク増か

参考:2014年8月19日 配信 米国学会短信

米国神経学会は8月6日、ビタミンD不足の高齢者は、認知症やアルツハイマー病を発症するリスクが増える可能性を示唆した大規模研究を紹介しています。 本研究では、サーモン、マグロ、サバなどの脂肪性魚類、牛乳、卵、チーズなどの食物、サプリメント、および日光浴によって摂取したビタミンDの血中レベルに着目して実施。認知症のない65歳以上の高齢者1658人について血中ビタミンD値を測定しました。 平均6年後、参加者のうち171人が認知症を、102人がアルツハイマー病を発症。 本研究の結果、ビタミンD値が正常である参加者と比較すると、ビタミンDの値が低いひとは認知症リスクが53%増大し、重度に不足している人では125%増大していました。 アルツハイマー病を発症するリスクは、ビタミンD低値である人では約70%増大し、重度に不足している人では120%以上増大しました。 学歴、喫煙歴、アルコール摂取といった認知症リスクに影響し得る他の因子で調整した後も、上記の結果は変化しませんでした。 本研究著者のDavid J. Llewellyn氏は、「ビタミンD低値であることと、認知症やアルツハイマー病のリスクとの関連性を見出せると期待していたとはいえ、相関性は想像していた以上であった。臨床試験を実施して、脂肪性魚類やビタミンDサプリメントなどを取ることで、アルツハイマー病や認知症の発症を遅らせたり、予防したりできるのかを確認する必要がある。」と述べ、また「本研究の結果は、ビタミンD低値であることが認知症リスクであることを実証するものではないことを認識している。」としています。
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