認知症不明者1万2千人 3年連続増、警察庁集計

参考:2016年6月17日 (金)配信共同通信社

 警察庁は16日、認知症やその疑いで行方不明になったとして全国の警察に届けられたのは昨年1年間で、前年より1425人(13・2%)増の1万2208人で3年連続1万人台だったと発表しました。統計を始めた2012年以降、毎年増加。病気や事故などで発見時に死亡が判明した人も過去最多の479人、昨年中に所在が確認できなかったのは150人でした。  厚生労働省の推計では、認知症の人は12年の約462万人から25年には約700万人に増えます。認知症の不明者が増加する傾向が鮮明になりました。  警察庁の金高雅仁(かねたか・まさひと)長官は同日の記者会見で「不明者の発見、保護は警察活動の重要なテーマだ」と強調しました。担当者は「早期の届け出が無事発見の第一歩。警察や行政などに気軽に相談してほしい」と呼び掛けました。  14年以前の届け出分も合わせ、昨年中に所在が確認できたのは1万2121人で、届け出当日に見つかったのは7割近い8310人。1週間以内が97・9%に当たる1万1872人でした。  所在確認の状況は、警察活動による発見が7231人、自分で帰宅したり保護者が見つけたりしたなどは4107人でした。勘違いによる届け出の取り下げは304人。  警察は、対応を強化しており、家族の同意を得た上で顔写真などのインターネット上の公開や市町村との情報共有を促進しています。青森県や宮城県では防災無線を活用したり、警察犬を捜索に加えたりして保護した例がありました。  認知症の不明者を巡っては、横浜市の男性が14年、東京都内で警視庁や消防に発見されましたが、認知症と気付かずに保護せずその後死亡、情報共有で課題を突き付けました。  自宅を出た男性が電車にはねられた事故について、最高裁が今年3月、家族による介護の状況を考慮し監督義務、賠償責任を認めなかった初めての判断を示しました。
Dr.堤より 将来、自分もこうなるか?国は、もっときめ細かい、フォローをすべき、多くの道路沿いに、顔認識システムを採用したカメラを設置してほしい。