電子タバコ、若者の血管に悪影響【米国心臓病学会】

参考:米国学会短信 2016年6月21日 (火)

健康喫煙者で紙巻きタバコとの影響の違いなどを評価

大きな健康問題のない若年成人の検討で、電子タバコが紙巻きタバコと同様、血圧の上昇や動脈壁硬化に影響を及ぼす可能性があるとの研究成果が発表されました。米国心臓病学会(ACC)が6月9日、同学会誌Journal of the American College of Cardiologyの掲載論文を紹介しました。 30±8歳の喫煙以外に心血管危険因子を持たない喫煙者24例に紙巻きタバコを5分、電子タバコを5分、または30分喫煙後、非喫煙の60分後の心拍数や血圧、PWVを評価しました。 心拍数は5分の紙巻きタバコ喫煙で4.0回/分、30分の電子タバコ喫煙で3.1回/分増加していましたが、5分の電子タバコ喫煙による増加の程度は喫煙の3群で最も小さいという結果でした。紙巻きタバコ、電子タバコともに喫煙後の収縮期・拡張期血圧の増大が認められたましたが、2種のタバコによる有意な差はありませんでした。PWVは紙巻きタバコ喫煙の直後に0.44m/秒増大し、検討期間を通して増大が続きました。電子タバコでも紙巻きタバコに比べ小さいものの5分の喫煙で喫煙終了から15分時点に0.19m/秒、30分の喫煙で喫煙直後から0.36m/秒の増大が見られました。電子タバコの30分の喫煙は同タバコ5分の喫煙に比べPWVへの影響が大きいと考えられました(F=3.167、P=0.030)。
Dr.堤より 危険ドラッグと同じ扱いにすべきだ。