食べる喜びを、あきらめない~看護師・小山珠美【5月16日放送】

参考:2016年05月16日(月) 22時28分~23時17分/ NHK総合

 今回は食べる力を回復させる食事介助のスペシャリストについて伝えます。そこで看護師の小山珠美について伝えます。彼女の力によって食べる力を回復させた患者が数多くいると伝えました。 食べる力を回復させる看護師 食事介助のスペシャリスト 小山珠美 看護師の小山珠美は朝7時に足早に勤め先に向かいます。務める病院は地域医療の拠点。小山珠美には専用の個室があり、朝一番にカルテチェックを行っています。小山珠美が受け持つ患者は常時20人くらいです。患者の鈴木スエ子さんには、まず食べる準備を行いました。介助する際は常に声掛けを行っています。患者と向き合う際には、「できると信じるようにしている」と語りました。食事介助をしていた女性は劇的に回復していました。 2千人の食べる力を回復!看護師・小山のテクニック 食事介助のスプーンについて。小山珠美が食事介助に使っているスプーンは市販のもの。カレー用のスプーンは食事介助には不向きで、一般的にはティースプーンがおすすめだと小山珠美は語りました。小山珠美の技術は看護師としての基本姿勢に基づいたものです。 新しい患者との最初の顔合わせが行われました。患者は荒井慶英さんで、意識が朦朧としています。男性は脳梗塞で倒れて左半身に麻痺が残っています。そこで小山珠美が食べる力を確かめました。この病院では食べるリハビリを積極的に行っています。4日後に食事の訓練が始まりました。介助の方針をスタッフと共有。その後、男性が家族と一緒に食事をしていました。小山さんの仕事の真摯さは子供たちも認めており、息子は「母に負けない様に一生懸命やろうと思う」と語っています。 命をつなぐ食事介助 看護師 小山の原点 小山さんは38年前に看護の道に入りましたが、当初は難病患者の病棟へ配属されました。新米の小山さんは必死に食事介助にあたりました。仕事を通じ、食べるというのは人の命の根幹に関わると感じました。出産のため第一線から離れたましが、復帰後に食事介助の現場は変わっていました。誤嚥性肺炎防止の為、胃に穴を開けて栄養剤を送り込む胃ろうを選択する医師が増えていました。しかし、小山さんはそれに対して疑問を抱いていました。小山珠美は妊娠中に脳出血で倒れて生死の境を彷徨った女性にそんな時に出会いました。子どもは生まれましたが女性には重い後遺症が残りました。医師は家族に胃ろうを勧めましたが、家族や患者の希望で小山珠美が食事介助を行いました。現在女性は子どもと食卓を囲んでいます。 2千人の食べる力を回復!食事介助のスペシャリスト 重篤な患者の小笠原好子さんは病院で手術を受けた後に脳梗塞を発症しました。右半身の麻痺と失語症などの症状があります。小笠原好子さんは2週間前から食事訓練を行っています。1週間後に小山珠美が食事介助を行い、少しづつ回復していました。ただ検査では誤嚥しているという結果が出ました。胃ろうにするかの最終判断は2週間後だと伝えました。小山珠美はその後も食事介助を病院スタッフと一緒に行いました。再検査の結果、経口で行うことになりました。 プロフェッショナルとは プロフェッショナルとは「自分の信念を人からの信頼に変えられること」だと語りました。検査から2週間後、小笠原好子さんは自分の手で食事ができるようになりました。
Dr.堤より 現場の声は、確かだ。