「未成年の喫煙予防に尽力」 医師が禁煙フォーラム

参考:2016年7月1日 (金)配信熊本日日新聞

【寄稿】八代市の医師・高野義久さん(52)  私は熊本県八代市で呼吸器科内科クリニックを開業しています。今回は私が活動している「くまもと禁煙推進フォーラム」を紹介します。  たばこの害は喫煙者だけでなく、周囲の人の健康も脅かす深刻な問題です。フォーラムは2009(平成21)年、未成年者の喫煙や受動喫煙の防止、禁煙希望者の支援を目的に5人でスタート。現在は会員131人で、多くは医療や教育関係者です。  フォーラムの活動の大きな柱の一つに「未成年の喫煙開始の防止」があります。養護教諭の助言で講義用のスライドを作成し、これまでに450校以上、6万人を超す学生さんが聴講しました。  研究によると、喫煙開始を防ぐ授業を100人に行うと、7人の新たな喫煙開始を予防できるとされています。フォーラムの実績にあてはめると、県内で4千人以上の未成年の喫煙開始を予防した計算です。私たちは、さらに年間100~200校の講演を目指しています。  また、禁煙支援の普及をはかる目的で、医療関係者に禁煙支援や面接の方法、禁煙補助薬の知識を伝え、禁煙外来の開設を推進する活動も行っています。  一般市民向けには講演会を行い、禁煙推進キャラクター「すわんけん」や「すわんぬ」を通して禁煙に関心を持ってもらっています。無料通話アプリLINE(ライン)で「すわんけん」スタンプも作成し公開しました。  これらの活動が評価され、13年には第2回「健康寿命をのばそう!アワード」で厚生労働省健康局長優良賞を受賞。15年には日本禁煙学会学術総会を熊本市で開催しました。  今年は活動継続のために、任意団体から一般社団法人へ衣替えをします。熊本地震からの復興のためにも健康は重要です。その礎となるため力を尽くしたいと思います。
Dr.堤より 禁煙支援もだじかもしれないが、未成年がタバコに手を出さない、健康教育や、社会環境の構築(全面禁煙社会)がより大切だよね。