エボラ可能性の男性、町中の医院に エボラ関連ニュース

10月31日、世界保健機関(WHO)によって、エボラ出血熱の治療にあたる医療従事者の着用する防護服の、新しい基準が発表されました。 現在も続くエボラ出血熱の流行。 エボラ熱の前線の医療環境はとても過酷です。 気温もとても高く、医師や看護師の着る防護服はサウナのように暑く、非常に体力が奪われます。二次感染を防ぐために手袋を重ねるなどの装備をし、一回の作業は最長一時間に限られます。 そんな中、なにげない動作から感染の危険につながる可能性も。 エボラ流行の最先端、西アフリカのリベリアで患者の手当て中に感染、その後、現地で回復したギニア人の女性看護師は、汗でずり落ちてきた眼鏡を押し上げようとした際に、感染したと振り返ります。 現地は衛生状態が劣悪な上にベッドも足りず、床のマットレスに横になるひとも多い状況。 自分自身の動作は、自分で意識しない不要な癖があるものです。 感染した行動動作などのチェックに関しカメラが有効だと思います。自分の動作をチェックすることで感染予防の動作を確実に身に着けることができるのではないでしょうか。 エボラ熱の最近の動向は?続きから エボラ出血熱に関してあまり報道されない点として、東京都保健医療公社豊島病院医長 足立拓也氏は評論で三つ指摘しています。 第一に、この病気は親切な人がかかりやすい病気だという点です。
「感染を避ける方法はそれほど難しくない。見るからに具合の悪そうな人から距離を置き、関わらないことである。ただしこれは『困ったときには助け合う』という人間らしい根源的な価値観と相反する行為でもある。」

共同通信社 2014年10月27日(月) 配信 足立拓也氏 より引用

体調を崩した家族、患者を放置し、見捨てることはできません。西アフリカ3カ国(ギニア、リベリア、シエラレオネ)で感染の連鎖が止まらない理由はここにあると言います。 第二に、開発中の新薬は、患者の救命に役立つ潜在的可能性はありますが、新たな感染を防ぐものではないことです。 エボラ出血熱対策には、接触者追跡が要となります。これが感染連鎖を遮断し流行を封じ込めるための、地道で最も効果的な手法です。 第三は、西アフリカで流行が続く限り、日本国内に感染者が入国する可能性も続くということです。 グローバル化時代の感染対策は、流行国の最前線に集中させるべきと足立氏は指摘します。   そんな指摘がなされていたなか、7日夜におきた国内での疑い例。 エボラ感染の可能性のある東京都内の男性が、厚生労働省の要請に反し、町中の個人病院を受診したというものです。 折しも、日本政府の追加支援に国連から謝意が述べられた時でした。 こういったケースもある以上、強制的な隔離期間というのは必要です。 感染が広まってからでは、収集が付かない上、社会損失もおおきくなります。 こういう場合、個人の権限というのは制限される必要性もあるかと思われます。   ただし、空気感染はしないので、過度に心配する必要はなく、冷静な対応も呼びかけられています。 エボラウイルスは消毒薬で死滅するので、予防はできます。 現在、日本も含めた各国の製薬会社が未承認ながらもエボラウイルスに効果が期待される薬の増産にあたっています。 予防的に効果がある対策は時間との闘いです。それには経費も上積みされます。 人類は反撃に転じ、このウイルスの伝播を阻止できるか、今後も注目されます。