L.カゼイ シロタ株でHTリスク低減

参考:化学工業日報2016年12月12日 (月)配信

ヤクルト本社など、週3回以上の習慣的摂取で

ヤクルト本社と東京都健康長寿医療センター研究所は、乳酸菌ラクトバチルス カゼイ シロタ株(L.カゼイ シロタ株)を含む乳製品に高齢者の高血圧発症リスクを低減させる効果があることを明らかにしました。5年間にわたる疫学調査から、週3回以上の習慣的摂取がリスクの低下につながることが示唆されました。 群馬県吾妻郡中之条町に在住の65歳から93歳の高齢者352人を対象に調査しました。摂取頻度により、週3回未満摂取群(254人)と週3回以上摂取群(98人)に分け、高血圧発症率を比較。その結果、週3回以上摂取群の発症率は6・1%と、週3回未満摂取群の発症率14・2%に比べて統計学上有意に低い値となりました。さらに、年齢や性別など高血圧発症に関与するといわれている主要な因子による影響を調整した後でも、週3回未満摂取群と比較して週3回以上摂取群の高血圧発症リスクは半分以下となりました。 これまでの研究によってL.カゼイ シロタ株の熱水抽出物の摂取が高血圧者の血圧を低下させることと、L.カゼイ シロタ株の細胞壁成分(多糖-ペプチドグリカン複合体)が関与していることが明らかになっていました。今回の研究結果と合わせ、L.カゼイ シロタ株を含む乳製品の習慣的摂取が高血圧発症を予防する効果が期待されています。