歯科医が「顔のしわ取り」急増

歯科医がヒアルロン酸注射による顔のしわ取りに参入する動きが広がっています。 通常は美容医療の範囲ですが、歯科診療の延長で口周りのしわ取りも治療メニューに加えるというものです。 歯科医過剰の時代、他との差別化による生き残りとしての策とのことですが、厚生労働省は「一般的な歯科治療ではない」と困惑しています。 ヒアルロン酸によるしわ取りは、保険の利かない自由診療です。医師が海外の製剤を個人輸入して行います。 輸入代行業者によると、2、3年前から歯科医の注文が増え始め、歯科医向け美容治療セミナーも毎月開催するほどの人気と言います。 セミナーの講師は、「歯科治療の延長上の選択肢として希望者に行うなら問題ない。技術的にも、麻酔で日常的に注射をする歯科医には向いている」と語ります。 また、美容外科より気軽な歯科で治療ができるということも背景にあるようです。 近年、歯科業界は過当競争の時代にあります。 そもそも顔のしわ取りは、歯科の診療領域なのでしょうか。 kousin 関係者は、厚労省の専門家会議が1996年、歯科の診療領域のひとつに「口唇」を挙げたことを根拠としています。解剖学的に口唇は唇だけでなく口周り全体を指すため、鼻の下やほうれい線のしわ取りも治療対象になるという解釈で、日本歯科医師会も違法行為には当たらないとしています。 しかしながら、中には眉間や目尻のしわ取りにまで手を広げている歯科医もおり、厚労省は「しわ取り目的で顔に注射するのは広く認知された歯科治療ではない。慎重な対応が必要だ」としています。

参考 : 読売新聞 2014年8月17日(日) 配信 

*** Dr.堤より アンチエイジング歯科学会などでも、ヒアルロン酸やボトックスなど講座がある? どうなんだろ?ニーズと採算は?