認知症、年内に新戦略 生活習慣1万人調査へ

近年、社会問題になってる認知症。 認知症対策と財政の問題に各国も頭を悩ませています。 全世界では4435万人、日本においては、65歳以上の4人に1人が認知症だと言われます。 国際アルツハイマー病協会の推計では、2050年には1億3546万人にまで膨らむとのこと。 その認知症と歯科との関係がクローズアップされてきている中、歯科的対応の重要性が挙げられています。 認知症には「アルツハイマー型」、「脳血管障害型」、「レビー小体型」、「前頭側頭型」の4つのタイプがありますが、日本国内では「アルツハイマー型」が全体の約6割を占めています。 発症リスクには生活習慣も大きく関係し、アルツハイマー型認知症との関連性が指摘されているのが、「糖尿病」です。 日本での代表的な疫学研究「久山町研究」の追跡調査によれば、糖尿病患者はそうでない人に比べて、2.05倍アルツハイマー認知症になりやすいという結果が出ています。 また、フィンランドの「キビペルト研究」の追跡調査によると、「高血圧」「コレステロール」の値が高いひと(最高血圧160mmHg以上)は、140mmHg以下のひとに比べ2.3倍アルツハイマー認知症になりやすいことが判明しています。 そして、「歯の本数」との関係を示す報告もあります。 山梨県歯科医師会が2007年に実施した「山梨県高齢者における歯の健康と医療費に関する実態調査」では、残っている歯が19本以下のひとは、アルツハイマー型認知症を発症する割合は20本以上残っているひとに比べ1.70倍といった報告が出ています。   11月、主要7カ国を中心に東京で開かれた国際会議の場で、英国の政府関係者は「40歳で行動を見直せば、60歳児の認知症リスクを下げられる」、こう述べ、喫煙や飲酒、運動不足などを含めた健康改善プログラムを40歳から始めていると説明しました。 会議では、経済協力開発機構(OECD)の幹部が「大半の国は、認知症のひとが地域で暮らし続けるためのケアへと移行している。その方が様々なコストを抑えられ、生活の質も良くなる」と、財政的な意味でも住み慣れた地域での支援が必要なことを説明。 今後、日本政府は治療などに役立てるため、認知症のひととそうでないひとの計1万人を対象とした、健康や生活習慣の追跡調査を検討しています。

参考 : DENTWAVE 2014年11月26日(水) 配信 朝日新聞 2014年11月7日(金) 配信

 
Dr.堤より   残っている歯が19本以下の人は、アルツハイマー型認知症を発症した割合が、20本以上の人の1.70倍だった。 その逆のアプローチもある。 2002年に名古屋大学医学部が153人を調査した「口腔外科の研究調査」では、健康な高齢者は残存歯数が平均9本だったのに対して、アルツハイマー型認知症の人は平均3本だった。 飲酒習慣との関連性についてはこんな調査がある。 2009年、米ウェイクフォレスト大学の研究チームが75歳以上3069人の健康状態を6年間にわたって調査した結果を発表した。 すると、1日にワイン1~2杯の人でアルツハイマー型認知症を発症したのは13.1%だったのに対し、それ以上の飲酒習慣の人は22.3%という結果が出た。   ビッグデーターをより正確にするために、国民番号は必要だと思う、すべてのデーターで国の未来が見える。