他人より多く払っているかも?医療費支払いタイプを診断

参考:6月6日(火) 19時00分~21時48分/5ch 朝日放送

 70歳以降にかかる1人あたりの医療費平均は、約1,300万円。通常は健康保険が使えるため実際に払う金額は少なくなりますが、それでも1人あたり157万円を支払っています。さらに4月分から健康保険の一部が値上げされました。医療費を無駄遣いしないための対策法を紹介します。 気づかないうちに人より多く医療費を払っている可能性があります。同じ風邪の症状の場合、金曜日の夜7時に受診すると1,200円、土曜日の朝9時に受診すると1,050円となります。平日の朝8時~18時まで、土曜日の朝8時~12時までに受付を済ませれば通常料金になりますが、それ意外の時間帯に受付をすると追加料金が加算されます。病院が設定する診断時間にかかわらず、平日の18時以降や日曜祝日に受診すると、150円が上乗せされます。総合病院で診察を終えた後、混雑していても病院前の薬局を利用する場合と、いつも開いている薬局を利用する場合、どちらが損をしているのでしょうか。 総合病院で診察を終えた後、混雑していても病院前の薬局を利用した場合、支払額は880円。一方、病院から離れた空いている薬局の場合、920円となります。調剤基本料は120円が一般的ですが、1か月の処方箋数が4,000回以上で1つの医療機関からの処方箋が70%以上などの条件を満たす場合、調剤基本料が80円になります。気長に薬を待つ余裕があれば、毎回40円安くできます。空いている薬局でも、お薬手帳を持っていけば40円引きの優遇を受けることができます。立教大学の丹野清美先生によると、お薬手帳を持ってかかりつけ薬局に行けば、薬の重複の防止や余った薬の相談ができ、薬を減らせる可能性があるため結果的にお得になるといいます。残った薬を引き取ることはありませんが、処方する薬の量を調整する等の管理をしてくれます。さらに同じ塗り薬を処方された場合、同じ薬局に空の容器を持ち込むと、容器代の30~50円を差し引いてくれます。 受診する際、気軽に行ける駅前のクリニックとより設備の整った総合病院のどちらがお得なのでしょうか。気軽に行ける駅前のクリニックの場合は、支払額は850円。一方、より設備の整った総合病院の場合は、支払額は6,250円となります。大病院に患者を集中させないための初診時選定療養費がかかるため、総合病院を訪れると5,000円以上の差が出ます。 初診時選定療養費は、ベッド数200床以上の病院から加算が認められています。この費用がかかる病院の場合、入り口や受付付近に金額などが掲示されています。大きな病院で診察を受ける場合は、クリニックで紹介状を書いてもらえば初診時選定療養費を払わなくてよいです。紹介状には750円かかります。

高い医療費の支払いで損しない方法【高額療養費制度】の賢い使い方

ひざ関節症の手術のため2週間入院することになった場合、早く治したいと月末から2週間入院する日程と、仕事を優先して来月頭から2週間入院する場合では、どちらがお得なのでしょうか。月末から入院した場合は169,850円、来月頭から入院した場合は92,420円となります。 本来の医療費は449,710円で、自己負担額は高額医療費制度により92,420円で済みますが、高額療養費制度は月ごとに適用される制度であるため、月をまたぐと高額になります。緊急性のない手術や入院のタイミングを決められる場合は、月をまたがない方がよいでしょう。

患者アンケートで判明 糖尿病の高額な医療費がかかる落とし穴

予備軍を含め、約2,050万人の患者がいるという糖尿病。糖尿病患者を対象にアンケート調査をすると、増え続ける医療費への悲痛な叫びが記されていました。 52歳の中村信子さん。週に3日、事務の仕事を行っており、一番の楽しみは休憩時間のスイーツタイム。おしゃべりをしながらお菓子を食べるのが、最高のストレス発散法でした。そんなある日のこと、血糖値が基準値を超えたため再検査が必要という健康診断の結果が届きました。数日後、近所のクリニックで再検査を受けた結果、糖尿病と診断されました。糖尿病のステージ1では、運動・食事制限で1ヶ月ごとに受診しなければなりません。この段階で、1か月にかかる医療費は2,560円。診断後、中村さんは生活習慣の改善に着手。30分間のウォーキングや、食事もカロリーを控えた野菜中心のメニューに切り替えました。しかし中村さんは、医療費が高額になる最初の落とし穴に引き寄せられることになります。診断から2か月、一向に症状は現れません。すると、制御していた食べ物に手を出し始めるなど、生活習慣の改善に小さなほころびが現れ始めました。中村さんは食事だけでなく、運動もさぼるようになりました。こうして、中村さんは糖尿病治療のステージ2へと進むことに。最初の診察から半年、薬による治療が必要になる状態まで糖尿病が悪化しました。ステージ2で1か月にかかる医療費は、5,760円。倍増した医療費。中村さんは1日2回、必ず薬を飲むように心がけました。しかし、その足元に、糖尿病患者の42%がはまってしまう第2の落とし穴が待っていました。処方された薬を飲んでいましたが、薬さえ飲めば悪化を防げると勘違いし、生活習慣は改められませんでした。さらに中村さんは、患者の47%がはまった第3の落とし穴にも簡単に転落していきました。糖尿病の薬の飲み忘れに気づきましたが「1度だけなら大丈夫」と軽く考えてしまい、それ以降、「毎日飲まなくても問題はない」と勝手に判断。薬を飲まない日が増えました。その結果、中村さんの糖尿病はステージ3へ進行。発症から2年、糖尿病が引き金となり高血圧症と脂質異常症も発症しました。薬の量が増え、1か月に9,960円の医療費を払うことになりました。ステージ3の糖尿病になった中村さんは、発症から12年までに1,314,040円の医療費を支払っています。 糖尿病がステージ4まで進行した中村信子さんは、ついに脳梗塞を発症しました。糖尿病で傷つけられた血管に、プラークが溜まり破裂。血栓が脳の血流を止めてしまいました。緊急手術を受け、命はとりとめましたが、脳梗塞の手術・入院により143,360円を支払いました。さらに右手に軽い麻痺が残り、リハビリによる治療も必要になってしまいました。ステージ4で1か月にかかる医療費は、16,010円。東京都健康長寿医療センター の原田和昌先生によると、糖尿病の予防には1日30分程度の運動習慣と、食事を腹八分目に抑えると良いといいます。

高額な医療費がかかる「がん」 最新治療薬【オプジーボ】

高額な医療費がかかる「がん」。最新治療薬としてオプジーボが注目されています。多摩大学の真野俊樹先生によると、オプジーボは体内の免疫機能を活性化させるため、副作用が少ないといいます。オプジーボは、高額療養費制度を利用しても年間約100万円がかかります。伊勢原協同病院の壁島康郎先生は、がんの定期検診を受け早期発見に努めることが大切だと話しました。