唾液の効果

参考:吉冨 信長さんのFacebookより

唾液による毒消し

よく噛んで食べるということは、多くのメリットがありますが、今回は唾液の毒消しという点で見ていきます。

唾液には多くの発がん物質を与えるとDNAが変異し、毒性に対し耐性をもちはじめ、増殖してコロニーを作り始めます。しかし、唾液を与えることでコロニーの数が少なくなれば、唾液が毒物の変異原性(発がん性)を打ち消したことになります。この実験では、毒物に対する唾液の毒消し力をコロニー数で判断したものです。

※ただし、近年では、発がんの原因は遺伝子異常やがん幹細胞ではなく、ミトコンドリアの損傷によるものという見解が主流になってきているため、唾液による発がん抑制というよりは、あくまで唾液による解毒作用といったほうがいいかもしれません。

画像は、たとえば発がん性物質で有名な4NQO(4-ニトロキノリンオキシド)やニトロソ化合物、そしてカビ毒であるアフラトキシン、そしてお肉や魚の焦げなどに、唾液を加えたもの・唾液を加えなかったもので比較したところ、圧倒的に唾液処理したものは毒消し効果があったことを示すものです。

ただし、唾液には個人差や年齢差などがあります。たとえば、20歳前後の唾液による効果は強いものの、高齢になるにつれ唾液による効果は極端に下がります(これはあくまで文明人での調査です)。また、疲れている状態では唾液の毒消し力は極端に下がるそうです。

また、唾液には活性酸素を打ち消す酵素も含まれています。よって、よく噛むということは唾液分泌を促進し、活性酸素や有毒物質を打ち消すという素晴らしい効果があるのです。

ここで唾液の成分を見ていきましょう。

  • アミラーゼ…でんぷんの分解酵素。
  • リパーゼ…脂質の分解酵素。
  • ペルオキシダーゼ…活性酸素の除去酵素。
  • ラクトフェリン…抗菌作用。
  • リゾチーム…抗菌作用のあるタンパク。
  • アルブミン…乾燥防止の血漿タンパク、
  • ムチン…骨まで送り込みやすくする糖タンパク。
  • パロチン…若返りホルモン。
  • IgA

など。

近年は柔らかい食べ物が好まれていることもあり、噛む回数が極端に減っています。まずは、しっかり噛んで食べることから始めましょう。