白癬、10の危険因子を提示

参考:国際医学短信 2017年8月25日 (金)配信
国際医学短信 2017年4月4日 (火)配信

米国皮膚科学会

 米国皮膚科学会(AAD)は8月8日、白癬に関する情報提供を行いました。

 同学会は、白癬の危険因子として(1)蒸し暑い気候の中での滞在、(2)重度の汗かき、(3)レスリングやサッカーのようなコンタクトスポーツをしている、(4)原因菌に感染したペットとの接触、(5)兵舎や大学の寮など、他の人と濃厚接触が起こりやすい場所に住んでいる、(6)、未殺菌または未洗浄のタオルや衣類などの個人所有物の共有、(7)肌にこすれる衣類の着用、(8)素足でロッカールームやプールを使用した後に靴を履く、(9)肥満、(10)糖尿病―が考えられていると指摘します。

 「白癬は感染力が強く、感染者の病変部に触れたり、感染したペットをなでたり、電話やくし、タオルを感染者と共有するだけでも感染することがある」と同学会関係者。適切な診断と治療を受けるため、かかりつけ医や皮膚科専門医を受診することや感染部位を清潔かつ乾燥した状態に保つこと、個人で使用するものを他の人と共有しないことなどをアドバイスしています。

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爪真菌症

靴からネイルサロン選びまで

 米国皮膚科学会(AAD)は3月14日、爪真菌症を予防する6つのポイントを紹介しました。

 爪真菌症は通常無痛ですが、見た目が損なわれることが多いです。また、足の爪が真菌感染を起こした場合、爪の変色や変形を来し、治療しなければ感染の悪化や痛みのために靴が履けなくなることもあります。

 同学会専門医は「爪真菌感染症はよくある疾患で、体質の遺伝により家族内に伝播することもある。そのため、感染リスクを下げるための心がけが重要」と指摘します。

 AADによる爪真菌症予防の6つのポイントは以下の通りです。

  • 爪を短く切る。爪垢がたまるのを防ぎ、爪の損傷リスクを最小にすることで、真菌感染の予防に役立つ。爪の耐久性を保ち、陥入爪を防ぐため、爪は水平に切る
  • 足に合った靴を履く。靴は爪に触れないものを選び、乾燥させるために毎日履き替える
  • 通気性のよい靴と靴下を使う。できるだけサンダルを履き、靴下は皮膚の水分を吸収発散するものを選ぶ
  • 抗菌スプレーや抗菌パウダーを使う。靴を履く前に、靴の内部や靴下に使用し、発汗を抑えて真菌感染を予防する。暑い時期や運動前には特に推奨される
  • プールやロッカーなど公共施設で裸足にならない。床から白癬菌に感染することがあるので、ビーチサンダルなどを使う
  •  他人の靴や爪切り、やすりを共有しない。ネイルサロンでは、器具の衛生状態やフットバスを使用ごとに交換または十分消毒しているかどうかを観察し、不潔なサロンには行かない
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