コレステロールの新常識SP 一番注意すべきはコレだ! ガッテン!

参考:2017年11月15日(水)19時30分~20時15分/1ch NHK総合

コレステロールの新常識SP 注意すべきはコレだ!

 コレステロールに関する新事実が明らかになりました。

 HDL・LDLコレステロールは別の呼び方で悪玉と善玉と呼ばれています。HDLが善玉、LDLが悪玉。コレステロールは細胞の中に存在し、細胞膜を作る材料になっています。コレステロールは次第に劣化し細胞から血管を通り回収されてしまいます。細胞にコレステロールが少なくなってくると新鮮なコレステロールが運ばれてきます。古くなったコレステロールが善玉で、新しく運ばれてきたものが悪玉。運ばれてきたコレステロールが細胞には入れないと、入らなかった分は血液に捨てられてしまいます。血液にコレステロールが残っているといけないので、マクロファージと呼ばれる白血球の一種がコレステロールを食べてくれます。しかしコレステロールを食べ過ぎるとマクロファージは死んでしまうといいます。マクロファージの死骸が血管の壁を押し上げ血液の流れが悪くなってしまいます。こして動脈硬化やプラークというコブの状態になり危険になっていまいます。

 悪玉と善玉を足したのが総コレステロールと呼ばれてきましたが、実は悪玉と善玉を足しても総コレステロールにはならないといいます。誰の検査表で計算しても合いません。しかも数値の差が大きい人と小さい人がいるといいます。群馬大学 客員教授の中嶋克行先生は善玉でも悪玉でもないコレステロールの存在を明らかにし日本で初めてザック賞を受賞しました。血液を遠心分離機にかけると、赤い部分と黄色い部分に分かれます。黄色い部分に善玉と悪玉が含まれています。本来は分析できるのはここまでですが中嶋先生は自身が開発した薬剤を加え、謎のコレステロールだけを分離させるといいます。分離させたとこにレムナントコレステロールが含まれています。

第3のコレステロール レムナントとは?

 レムナントコレステロールのレムナントとは残り物という意味でした。カーティン大学のジョン・マモ教授は生まれつき動脈硬化になってしまうウサギを使って研究してきました。動脈硬化のウサギの血管を輪切りにして調べました。血管の壁にたまったコレステロールを色付けすると赤と黄色の2色がありました。赤い部分は悪玉で全体の30%、残りの70%はレムナントコレステロールだということが分かりました。

レムナントが70%!動脈硬化の犯人

 マクロファージが悪玉とレムナントどちらを多く食べるか調べた結果、レムナントは悪玉の4倍以上食べていました。マクロファージはレムナントをどんどん食べどんどん死に、動脈硬化に近づいていくといいます。例題として、善玉の数値が45、悪玉が120、総コレステロール値が210だとするとレムナントの数値は45となります。悪玉120とレムナント45を足した165というのが総悪玉の数値になります。総悪玉の数値には基準値があり150以上でやや危険、170以上で危険だといいます。ゲスト3人の総悪玉コレステロールは、山根千佳さんと麻木久仁子さんは基準値でしたが、天野ひろゆきさんの総悪玉コレステロール値は211でした。

今すぐチェック!総悪玉コレステロール

 総悪玉コレステロールの大検証を行いました。40代から70代の男女60名で、全員が悪玉も善玉も総コレステロールも全て正常な人。問題のなかった60人中8人が総悪玉超注意という結果になりました。72歳の男性の首の血管をエコーで検査したところ、血管にクラークというコブが見つかりました。診断結果で善玉と悪玉の2項目だけしかなかったのはなぜなのでしょうか?という質問に大阪大学の増田大作先生は「レムナントコレステロールの即手には時間とコストがかかるため健康診断で測りにくい」とコメントしました。レムナントといった新しいコレステロールを評価するのにはnon-HDLコレステロールという項目を計算で出すことができるといいます。non-HDLコレステロールというのは、番組で勝手に名前をつけていた「総悪玉コレステロール」のこと。総コレステロール値から善玉コレステロール値を引くとnon-HDLコレステロールの値が出ます。兵庫・尼崎市ではnon-HDLコレステロールの数値を検査項目で出しています。レムナントコレステロールは食事のとりすぎによって上がる傾向にあります。

コレステロール対策を大公開!

 コレステロールは以前の数値と見比べ変化を知ることも大切だといいます。コレステロールの対策を紹介しました。食べ過ぎは総悪玉を増やす大きな原因になり中でも肉などに含まれる飽和脂肪酸には要注意。大豆類や野菜をたくさん取ることによってコレステロールの吸収を抑えてくれます。青魚に含まれているEPAは総悪玉を下げてくれることが分かってきました。総悪玉が多かった3人に魚の効果を確かめてもらいました。2週間、魚中心の生活をしてもらった結果、3人ともnon-HDLコレステロール値は正常値の範囲まで下がりました。

 天野さんは「気をつけないといけないとは思っていたのですが、数値を確認して『今回も高かったな』と思いつつ揚げ物を食べてしまう」などと話しました。

最後に善玉コレステロールを増やす秘策!

 善玉コレステロールを増やす秘策、一番の近道は「運動」。30分の有酸素運動を週3回するのがオススメ。