ビタミンD:がんリスク減 がんセンター発表

参考:2018年3月9日(金)配信 毎日新聞社

 ビタミンDが十分に取れている人は、不足気味な人に比べ、がんになるリスクが2割程度低くなるとの研究結果を国立がん研究センターの研究グループがまとめ、8日付の英医学誌「BMJ」電子版に発表しました。ビタミンDとがんとの関係を調べた研究では最も規模が大きいといいます。

 採血に協力した全国の40~69歳の男女を2009年までの平均16年間追跡。がんになった人を含む計約8000人について、保存していた血液中のビタミンD濃度とがん発症との関係を調べました。

 ビタミンDの血中濃度が低い人から高い人へと四つの組に分け、最も低い組を基準とした場合、2番目に低い組はがん発症のリスクが19%低下、2番目に高い組は25%低くなりました。最も高い組も22%低下しました。

 ビタミンDは魚類やキノコ類に豊富に含まれるほか、日光に当たると体内で作られます。同センターの山地太樹・分子疫学研究室長は「過剰にとる必要はないが、食事に加え、適度な日光浴が重要だ」と話しています。【下桐実雅子】