72歳歯科医が博士号取得 「今後も勉強やめない」

参考:2018年3月15日(木)配信 中日新聞

 名古屋市東区の歯科医師、中原晋一さん(72)が今月、愛知学院大大学院歯学研究科(名古屋市千種区)を修了し、博士号を取得しました。同科では最高齢の博士誕生にも、「人生は百歳時代。今後も勉強をやめることはない」と話します。(安田功)

 新潟県長岡市出身。1971年に愛院大歯学部を卒業し、附属病院で2年間、歯周病患者の治療に携わった後、名古屋市東区に開業しました。

 東区歯科医師会長も務めた多忙な日々でしたが、日進月歩の歯科診療技術に対応するため、20年ほど前から日本歯科大(東京)に通い始めました。「再び母校で学び直したい」との思いから、68歳で大学院に進みました。

 研究テーマは唇の上や口の中の上部が裂けた「口唇口蓋列(こうしんこうがいれつ)」。自身の医院で診療する傍ら、週1回ほど、大学院に通い、4千人超の患者のデータを基に男女別の疾患の特徴などを調べました。

 安全な麻酔の投与方法や薬学知識も学び、4年で無事に修了しました。

 指導した夏目長門(ながと)教授(60)は「非常に熱心に研究し、成果も残した。真摯(しんし)な姿勢は、若い院生にとって良い見本になっていた」とたたえます。

 中原さんは「患者で安全で安心な診療をするため、プラスとなった4年間だったが、ゴールには達していない。体の続く限り学びを続けていく」と語っています。