かかりつけ歯科医機能と地域活動

参考:日本歯科医師会メールマガジン
日本歯科医師会社会保険担当常務理事 遠藤

 前回の診療報酬改定で「かかりつけ歯科医機能」が議論され、かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所(か強診)が導入されました。これは安心・安全で納得できる医療提供体制の中で、ライフステージに応じた包括的及び継続的な歯科医療の提供、外来から在宅までの切れ目ない歯科医療の提供、必要に応じた医療連携や多職種連携による歯科医療の提供を実施している歯科診療所を評価したものであります。

 30年度改定では、さらに議論を進め、在宅医療については在宅療養支援歯科診療所(歯援診)の充実により、歯援診1・2を設定しました。また、か強診については地域包括ケアの担い手として、継続的な歯科医療提供と医療連携・地域活動に重点を置きました。

 日歯からは「かかりつけ歯科医」の定義とその役割を改めて提示しました。それを受け、施設基準としてはSPT、フッ化物歯面塗布処置またはエナメル質初期う蝕管理加算、訪問診療の実施または依頼、診療情報提供または診療情報連携共有料の具体的算定実績を求める内容となりました。

 さらに地域での活動実績も求めることとなりました。具体的には、
  ・地域ケア会議に年1回以上出席していること
  ・介護認定審査会の委員の経験を有すること
  ・在宅医療または介護に関する研修を受講していること
  ・認知症対応力向上研修等、認知症に関する研修を受講していること
  ・自治体が実施する事業に協力していること
  ・学校歯科医等に就任していること
などで、常日頃の保健・医療活動による地域貢献が「か強診」の中で評価されることとなりました。