【11月27日放送】Nスタ インフル流行もゾフルーザで…

参考:Live on TV 2019.11.28
 
11月27日(水) 15時49分~19時00分/6ch TBS
 
「ゾフルーザ」めぐり論文が…東京10.6℃ インフル流行も…
 

 日中も気温が上がらず、東京の最高気温は10.6℃と12月下旬並になりました。本州で1番寒かったのは岩手県盛岡市薮川で-8.6度でした。天然記念物の石割桜に寒さから守るためワラを編み込んだこもを巻く雪囲いなどが施されました。一方、インフルエンザが原因で北海道札幌市の小学校で13校、中学校7校で学級閉鎖が続出、今月11日から17日までで全国で9,107人と急激に増加。9月2日からの累計で14,687人が発症していて全国的なインフルエンザ流行シーズンに変わったと発表しました。

「高血圧」、「糖尿病」などが原因と説明されました。

 廣津病院では2週間ほど前からインフルエンザの患者が増えました。インフルエンザの流行が最も早かった2009年、廣津伸夫院長は「このウイルスの特徴は小児が肺炎を起こすという、子どもにとっては恐いウイルスになり、早く治療することによって肺炎を防ぐことができます」と話しました。

 全国的に流行しているインフルエンザ、こうした中、東京大学医科学研究所の河岡義裕教授は「ゾフルーザという薬で治療するとゾフルーザが効かなくなるウイルスが現れる。このウイルスがもともと薬が効くウイルスと同じように広がることが分かりました」と話しました。

 ゾフルーザとは、去年から販売開始されたインフルエンザの治療薬です。東京大学医科学研究所は12歳未満の子どもがゾフルーザを服用するとインフルエンザA型と同程度の感染力を持つ耐性ウイルスが増え、人から人へ広まる可能性があると発表しました。廣津院長は「国立感染症研究所の報告では今のところまだ5、6人の報告があるだけなので、そのウイルスが世の中に流行することは今のところはないのでそんなに心配する必要はないと思います」と話しました。

 

 

インフル流行もゾフルーザで…
 

 インフルエンザ患者の定点当たり1人以上の報告があった都道県を見てみると、第45週は18都道県5,084人だったが、第46週には31都道県で9,107人まで増えていました。

 インフルエンザ治療薬の供給割合で約39%が「ゾフルーザ」、原則1回の服用で効果があるとされている薬で、今シーズンは約861万人分が供給予定です。東京大学医科学研究所はゾフルーザを服用したA型インフルエンザ患者38人からゾフルーザ耐性ウイルスが9人検出されたと発表しました。ウイルスが細胞の外へ放出されるのを防げるのがタミフルの考え方でしたが、ゾフルーザは細胞の中でウイルスが増殖するのを抑えるというもので、1錠で効く強さがあります。

 発見されたゾフルーザの耐性ウイルスはマウスなどの実験でA型インフルエンザと同等の病原性・増殖性を持つことが分りました。河岡教授は「空気中の感染力は弱いが閉鎖空間では感染の可能性がある」、廣津院長は「今のところ変異(耐性)ウイルスの出現率は9%と言われている。変異(耐性)ウイルスが人から人へ移ったという報告は5人か6人。そんなに心配する必要はないのでは」と話しています。ゾフルーザを販売する塩野義製薬は東京大学医科学研究所の発表について「コメントできる立場にはないと考えております」と話し、ゾフルーザについて「変異(耐性)ウイルスの伝播については昨シーズン散発的に報告されています。会社としても経年的に調査を行い医療機関などに情報提供して参ります」としています。