【11月28日放送】主治医が見つかる診療所 【オシッコで早期発見!!8人に1人の新国民病SP】

参考:Live on TV 2019.11.29 

なぜ?主婦が呼吸困難 意外な原因…冬によく使う「?」
 

 恐ろしい肺病に襲われた45歳の岩田智子さん(仮名)。ある日の朝、咳が出るようになりました。夫はヘビースモーカーで、灰皿は吸い殻で山盛りになっていました。冬場は1日中加湿器をつけて乾燥を防ぎ、3年前からは部屋で犬を飼育。咳が出るようになってからは、帰宅後や寝る前にうがい薬でこまめにうがいをするようになりました。ある日、夜通し咳が止まらず眠ることが出来ないまま朝を迎えたことから、すぐに病院で診てもらうことにしました。

 智子さんが病院に行っている間、智子さんの夫は半年間放置していたエアコンを掃除。受診結果は異常なしだったが、その日の夜になって智子さんの咳が悪化し、呼吸困難になって救急搬送されました。検査の結果、智子さんは「過敏性肺炎」と診断された。過敏性肺炎は肺胞や気道に発生する炎症で、細菌・ウイルス・化学物質などのアレルギー反応によって起こる。最悪の場合は死に至ることもあります。

 智子さんは何が原因で過敏性肺炎を発症したのか、「夫のタバコ」「1日中つけていた加湿器」「愛犬の抜け毛」「小まめなうがい」「半年間掃除しなかったエアコン」の5つの中から、出演者が原因を予想しました。東幹久さんはエアコン、つるの剛士さんと内田恭子さんはエアコンと加湿器、朝日奈央さんと飯尾和樹さんは愛犬の抜け毛と予想した。東海大学の小椋正道博士によると、原因は「稼働させ続けていた加湿器」だといいます。加湿器が原因で過敏性肺炎になることは「加湿器肺」と言われている。加湿器には気化式・加熱式・超音波式の3種類あります。超音波式は比較的安く、デザイン性に優れたものが多いため人気のタイプだが、水を継ぎ足しながら使用していると細菌が繁殖するためこまめな洗浄が必要だといいます。小椋博士らの研究では、1度洗浄しても細菌が5日間で洗浄前と同じかそれ以上に繁殖してしまうというデータがあります。内蔵されているフィルターに水分を含ませて風を当てるメカニズムの気化式は、菌がフィルターに付着するため噴出は少ない。加熱式は水を高温にして蒸気にするため菌はほぼ死滅します。加湿器肺はアレルギー反応のため、アレルギーを持っている人だけが発症します。

 

加湿器の間違った使い方で呼吸困難 超音波式…水のつぎ足しはダメ
 

 小椋博士が、加湿器を使う時に知っておくべきポイントを紹介。加湿器は洗った後に乾燥させることが大切で、タンクだけでなく機器の中も乾燥させることが重要だといいます。乾燥させれば菌を死滅させることが出来ます。秋津壽男医師によると「枕元に加湿器を置くことはインフルエンザ対策としては効果的であるため、昼間の間に換気をして室内を乾燥させカビを防いでおくことが大切」だという。カビや細菌はエアコンの中でも繁殖するため、こまめな掃除が必要です。

芸能人最新アレルギー検査 すぐに出来るダニ・小麦・ペット対策
 

 東さん、内田さん、つるのさんの3人に「VIEW 39」というアレルギー検査を実施しました。全員に何らかのアレルギーが見つかりました。深刻度の軽い方から第3位は内田さんで、ハウスダストとダニのアレルギーが見つかりました。秋津医師によるとまだ軽症の段階で、敷物を使わないようアドバイスしました。第2位はつるのさんで、ハウスダスト・ダニ・小麦・ソバ・カモガヤ・オオアワガエリのアレルギーが見つかりました。つるのさんもまだ軽症の段階だが、秋津医師は「将来的にのどが痒くなってくることがあれば要注意」と話しました。カモガヤやオオアワガエリについて秋津医師は「イネ科の植物でキャンプ場などによく生えている。キャンプに行って咳が出始めると要注意」と述べました。また上山博康医師によると、アレルギー症状は繰り返しアレルギー物質に触れていると突然現れるといいます。アレルギー深刻度第1位の東さんは、ハウスダストやダニなど12項目のアレルギーが見つかりました。秋津医師は「ペットのアレルギーが見つかった場合、寝室にペットを入れないこと、ブラッシングや掃除はアレルギーを持っていない人にやってもらうこと」とアドバイスしました。

 

一生治らない恐れがある難病 意外な原因…
 

 両親と暮らしている会社員の日下部一郎さん(仮名)。社会人になってから寒い時期だけ乾いた咳が出るようになりましたが、暖かい時期になると咳は治まるためあまり気にしていませんでした。日下部さんは学生の頃から大食いで、社会人になった時には肥満気味に。趣味は車の手入れ、深夜まで働き、慢性的な疲労が溜まっていました。そんな日下部さんの癒やしは長時間の熱い風呂。仕事をするようになってから冷え性になると、羽毛布団が手放せなくなりました。社会人生活を続けて5年ほど経った冬、謎の咳の症状が悪化。階段を上るだけで息があがるようになり、ついには緊急入院となりました。診断結果は「過敏性肺炎」で、日下部さんはその後しばらく、酸素チューブが手放せない生活になってしまいました。

 日下部さんが過敏性肺炎になった原因とは、「大食いで肥満気味」「休日は車の手入れ」「慢性的な疲労」「熱い風呂に長時間つかる」「冷え性で羽毛布団が手放せない」という5つの中から、出演者が原因を予想しました。矢田亜希子さんと東さんは羽毛布団、つるのさんは羽毛布団と車の手入れ、朝日さんは食べ過ぎ、飯尾さんは熱いお風呂と予想しました。日下部さんは鳥のフンや羽などに含まれる小さなアレルギー物質が原因の「鳥関連過敏性肺炎」で、アレルギー物質を吸い続けると肺の機能が低下して呼吸困難を引き起こす危険性がある。日下部さんの場合、原因は「羽毛布団」でした。また車の手入れで使っていた羽毛のハタキにも、アレルギー物質が含まれている場合があるといいます。羽毛を使ったダウンジャケットで発症する人もいます。

 実際に鳥関連過敏性肺炎を発症したという埼玉県在住の福田まさよさんは、発症する約10年前から飼っていたインコが原因でした。福田さんは早い段階で病気を発見出来たため、無事に回復しています。冬に限らず1年中羽毛布団を使っているという矢田さんに秋津医師は「布団は使って干しているうちにホコリ成分が消えていく。長く使っているとリスクは減る」と話しました。また鶏肉を食べて鳥関連過敏性肺炎になる可能性については、稲瀬直彦医師が否定しました。さらに石原新菜医師は、羽毛布団やダウンジャケットを出す季節に咳などが悪化する場合は注意するよう話しました。

 

芸能人のオシッコをチェック!問題ありは「?」
 

 成人の約8人に1人がかかっているという新国民病。推定患者数は1300万人以上で、悪化すると人工透析の恐れがあります。東さん、内田さん、つるのさんの3人に尿検査を実施し、尿タンパクをチェックした結果、東さんに問題が見つかりました。検査結果は5段階で示され、(-)の場合は問題なし、(±)から問題ありとなり、数字が大きくなるごとに深刻度が増していきます。東さんの場合は最も軽度な±でした。秋津医師は「たぶん良性だろうと勝手に判断しないように。今までずっとマイナスなのにある時に急にプラスになったら病気の前兆の可能性がある」と話しました。

 

誰でも発症・悪化すると一生治らない恐れ 健康診断で予防…
 

 神奈川県在住の大迫薫さんは32歳の時に新国民病と診断され、その1年後から人工透析を受けるようになりました。現在は週に3回、毎回約5時間の人工透析を受けています。大迫さんの場合、新国民病の発症前後にはオシッコなどに4つのサインが現れていました。大迫さんに最初の異変が現れたのは31歳の時。会社の健康診断で尿タンパクを指摘されたことでした。当時の大迫さんはあまり深刻に考えていなかったといいます。当時キャリアウーマンだった大迫さんの昼食はほとんど外食で、尿タンパクは仕事の疲れのせいと考えていました。しかし翌年の健康診断では尿タンパクが悪化。それと同時に血尿も確認されました。

 新国民病の正体は「慢性腎臓病」。何らかの原因で腎臓がダメージを受け、血液を濾過する機能などが落ちる病気で、自覚症状はほとんどありません。人工透析患者80人にアンケートした結果、健康診断で指摘された項目の中で最も多かったのが「尿タンパク」。上月医師は「腎臓は血液を濾過する場所で、タンパクや赤血球は外に行かないようになっています。タンパクが出るということは腎臓が悪いということ」と話しました。また南雲吉則医師は「腎臓が悪くなると脳や心臓などにも問題が出てくる」と述べました。さらに中山久徳医師はクレアチニン値について「普通は下がっていくものだが、基準値内であっても徐々に上がっている人は要注意」と話しました。

 大迫さんは診断される10か月前、オシッコの泡が多くなったといいます。危険な泡かどうかの見分け方は3分待ってから泡を見ることで、尿にタンパクが含まれている場合は3分待っても残っていることが多い。診断される直前はオシッコの異変以外にも、朝起きた時からいつもと違う重い疲労感があったといいます。2~3kgの荷物を持つのが辛くなり、また家で仕事をしていてもすぐ横になることが多くなりました。急に目が見えにくくなることもあったといいます。原因は高血圧で、腎臓の機能が低くなったことで血圧が上昇し、眼底にある網膜の血管から出血して目が見えにくくなりました。目の異常から数日後には糸球体腎炎を発症。腎臓内にある血液を濾過する糸球体で炎症が発生しました。秋津医師は「しっかり休んだのに回復しないような表現しづらいだるさは要注意」、上山医師は「腎臓や肝臓の機能が正常なら回復してだるさは治る」と話しました。

 

塩分コントロール検定
 

 腎臓病になりやすい人の特徴は、「肥満体質」「塩分を多く摂る」「血圧が高い」の3つです。生活習慣を改善すれば慢性腎臓病の予防になります。中でもすぐに出来るのが塩分コントロールです。そこで出演者に塩分コントロール検定を実施しました。

 「マヨネーズ」「中濃ソース」「ウスターソース」「和風ドレッシング」を塩分の高い順から並び替えるとどうなるか、矢田さんは「マヨネーズ・ウスターソース・中濃ソース・和風ドレッシング」と予想しました。正解は「ウスターソース・中濃ソース・和風ドレッシング・マヨネーズ」の順。マヨネーズは塩分に関しては少なく、ウスターソースの約4分の1、濃口醤油の7分の1となっています。

 「醤油ラーメン1杯に含まれる食塩は、タクアンにすると何枚分になるのか」、正解は「25枚分」。スープまで飲み干すと、日本高血圧学会が推奨している1日に必要な塩分量に達してしまいます。特に塩分が多いのはスープで、ラーメンを食べる際にはスープを全部飲まないようにするのがオススメです。

 

誰でも発症・悪化すると一生治らない恐れ 要注意!昔かかった「?」が原因
 

 慢性腎臓病を患う斉藤由香さん(仮名)は21歳の時に腎臓病と診断されました。同年代の友だちよりも健康的に過ごしていたという斉藤さん、所属サークルで日頃から運動し、お酒やタバコも一切していなませんでした。食事は実家住まいだったためほぼ母の手料理で、父が高血圧だったこともあり塩分控えめでした。そんな斉藤さんが腎臓病を発生した原因と考えられるのは、中学3年生の時に経験した感染症。重症化して長引くと、ダメージが腎臓に残るケースがあるといいます。上月医師によると、子どもの時に重い風邪や膀胱炎などにかかった人は、腎臓にダメージが残る場合があるといいます。健康診断では腎臓関係の値に注意する必要があります。

 

腎臓病予防・動脈硬化予防・ダイエット いつでもカンタン名医が教える腎臓体操
 

 上月医師は腎臓病と運動の関係について研究していて、ある世紀の発見をしています。かつて医学界では腎臓病患者の運動はタンパク尿が増え、腎臓に負担をかけるため良くないと考えられていましたが、上月医師は慢性腎臓病患者にも運動効果があることを発見しました。今では腎臓病の運動療法のパイオニアとして世界から注目されています。

 上月医師が最新理論をもとに考案したのが「腎臓体操」。動脈硬化の改善の他、血圧改善やダイエット効果なども期待出来るといいます。1つ目は「カカトの上げ下ろし」、肩幅に足を開いたら息を吐きながらカカトを5秒かけて上げ、息を吐きながら5秒かけて下ろす。1日10回3セットが目安。2つ目は「足上げ」、安定したイスの背や手すりにつかまり、5秒かけて片方の足を前に上げたら5秒かけてヒザを曲げながら上げ、5秒かけて足を後ろへ伸ばす。息を止めないで吐きながら動かすのがポイントです。1日左右5回ずつ3セットが目安となります。