梅宮辰夫さんが闘った「5つのがん」

梅宮辰夫さんが闘った「5つのがん」 

参考:読売新聞  2019.12.13
 

 俳優の梅宮辰夫さんが12日、81歳で亡くなりました。死因は慢性腎不全。娘の梅宮アンナさんが今年3月に書いたブログによると、梅宮さんは30代から何度もがんを患い、今年からは人工透析も受けていました。俳優として活躍の傍ら、病と闘い続けた末の旅立ちでした。

 アンナさんのブログによると、梅宮さんは30代半ばで精巣がん(肺にも転移)を患って以来、検査のたびに小さな腫瘍が見つかりましたが、早期発見で大事に至らなかったといいます。

 しかし、70代後半になって再びがんに見舞われ、2016年には胃がんと十二指腸乳頭部がん、18年に前立腺がん、今年1月に 腎盂じんう ・尿管がんの手術を受けました。

十二指腸乳頭部がんの手術は11時間

 十二指腸乳頭部がんは、十二指腸と胆管や膵管の合流部分のがんで、進行していると大がかりな手術になります。梅宮さんの手術も11時間に及びました。

 前立腺がんは、症状や本人の希望などに応じて、手術や放射線、ホルモン療法などの治療法があります。進行が遅いことが多く、すぐ治療せず、経過を監視することもあります。

 腎盂・尿管がんは、腎臓で作られた尿が集まる腎盂や、そこから膀胱に延びる尿管にできるがんです。がんができた側の腎臓や尿管などを手術で切除するのが一般的です。梅宮さんの場合も、尿管がんの手術で片方の腎臓を摘出しました。

 晩年、がん発症が続いたことについて、泌尿器科の専門医は「年齢を考えれば、どこにがんが発症しても不思議ではない」といいます。80歳を超えて人工透析を開始した梅宮さん。週3回、4時間の人工透析は、体力的にも精神的にも負担が大きいものでした。