禁煙に自己決定理論ベースの介入が有効

 

 香港で救急科を受診した喫煙者1571例を対象に、自己決定理論に基づく簡易介入の禁煙効果を多施設無作為化臨床試験で検討しました。簡易介入では約1分間の助言後に即時禁煙または段階的禁煙スケジュールを喫煙者自身が選択した。1、3、6、12カ月で経過観察を実施しました。 

 その結果、6カ月時の生化学的判定による禁煙率は介入群6.7%、対照群(禁煙リーフレット)2.8%と介入群で統計的に高く(P<0.001)、調整後相対リスクは3.21でした(95%CI 1.74-5.93、P<0.001)。6カ月時(P=0.04)および12カ月時(P<0.01)禁煙の自己報告率および12カ月時の生化学的判定による禁煙率(P<0.001)も介入群で高い結果となりました。介入群1例当たりの追加費用は0.47ドルで、獲得質調整生存年(QALY)は0.0238と推定され、QALY当たり増分費用は19.53ドルと許容可能閾値の範囲内でした。

【原文を読む】
Li WHC, et al. Effectiveness of a Brief Self-determination Theory-Based Smoking Cessation Intervention for Smokers at Emergency Departments in Hong Kong: A Randomized Clinical Trial. JAMA Intern Med. 2019 Dec 2. [Epub ahead of print]