「尊厳死」に米若年層関心 29歳女性の決断、称賛も

参考:共同通信社 2014年11月5日(水) 配信

米西部オレゴン州のブリタニー・メイナードさんは29歳の若さでありながら、末期の脳腫瘍で余命わずかと宣告され、医師から処方された薬を服用し、死亡しました。 米国の若年層の間では、これを「尊厳死」として関心を呼び、メイナードさんが亡くなった後、ツイッターでは多くの若者とみられるユーザーが、メイナードさんの「決断」をたたえ、冥福を祈るメッセージを寄せています。 一方で、彼女の行動は「自殺」であり「恐ろしい」と批判的にとらえる意見も見られました。 オレゴン州では、これまでにメイナードさんと同様の方法で亡くなったのは750人以上。 その内、35歳未満は6人と圧倒的に少数ですが、米調査機関ビュー・リサーチ・センターの調査によると、75歳以上の高齢者に比べ、若年層を含む18~49歳の回答者では、メイナードさんのような「尊厳死」を支持する割合は高かったとのことです。 オレゴン州では尊厳死法のもと、医師による自殺のほう助が合法とされています。 ニューヨーク大の医学倫理部門責任写アーサー・キャプラン氏は、社会の大きな動きには若年層が重要な役割を果たしてきたとし、この「尊厳死」への若者の関心の高まりは、全米での「(尊厳死)合法化を加速させる可能性がある」と指摘しました。 これに対し、バチカン ローマ法王庁で生命倫理問題を担当する生命アカデミーのカラスコ・デ・パウラ会長は、「尊厳というのは自分の人生を終わらすことではない」と批判しています。 カトリック教会では自殺は罪とみなされており、会長は自殺に対「自分の人生を拒否すること」であり、今回のメイナードさんの行為は「不条理」で「非難すべきことだ」と強調し、自殺に反対するバチカンの立場を明確にしました。
Dr.堤より 生まれてきたときも自分の意志とは関係なかった、死ぬということは自分の意志で決められる? 与えられた命は誰のもの?自分だけのモノか?しかし病気で苦しむことも避けたい・・・・