日本アレルギー学会:国内初、アナフィラキシーのガイドライン公表

参考:2014年11月13日 日本アレルギー学会    2014年11月 DENTWAVE

日本アレルギー学会により、国内で初めて「アナフィラキシーガイドライン」が公開されました。同ガイドラインの全文はアレルギー学会のウェブサイトよりダウンロードできます。 これまで、アナフィラキシーに関して「食物アレルギー総合ガイドライン」などで触れられていましたが、この「アナフィラキシーガイドライン」は診断、治療レベルの向上を目的に、世界アレルギー機構(WAO)によるアナフィラキシーガイドラインの指針を参考にした上で、初期対応や薬物治療の選択肢等を日本の実状に合わせて策定されたものとなります。 今回のガイドラインは、アナフィラキシーを「アレルゲン等の侵入により、複数臓器に全身性にアレルギー症状が惹起され、生命に危険を与え得る過敏反応」と定義。診断基準は、WAOによるアナフィラキシー診断のための臨床判断基準をそのまま採用しています。 同ガイドラインは28ページの冊子からなり、「総論」「治療」「予防と管理」の3項目に分かれ、国内におけるアナフィラキシーの疫学データなど理解しやすいよう、写真や図表をふんだんに使用した解説が掲載されています。 今後、同学会は日本におけるアナフィラキシーの実態調査を進めるとともに、アナフィラキシー対策を推進したい考えです。 歯科診療においては、食物アレルギーや蜂毒、薬品等によるアナフィラキシーショックが知られていますが、近年歯科治療中のアナフィラキシーショックの報告はほぼありません。 しかしながら、麻酔や薬剤によって生じる可能性がゼロではなく、改めて注意が必要とされます。
Dr.堤より 初期対応や薬物治療の選択肢などは日本の実情に沿った内容の指針ができた。 もっと歯科用金属合金についても追跡検査が必要だ。