電子たばこ、安全性検証へ 流通拡大、有害物質検出も

参考:2014年11月20日(木)          2014年11月27日(木) 配信 共同通信社

香りや味の成分を添加した液体を電気式の器具内で加熱し、蒸気を吸うタイプのたばこ『電子たばこ』の健康影響評価に向け、厚生労働省の専門委員会が27日議論を開始しました。 電子たばこはVAPE(ベープ)とも呼ばれ、その呼称は英国で、今年注目を集めた英語の言葉にも選出されており、たばこ風味のみならずフルーツ風味など様々な種類が楽しめるとして、若者を中心に流通が広がっています。 しかしながら、電子たばこの中には有害物質が検出された製品もあり、今後、販売実態の調査と共に、安全性の検証や規制の必要性が検討されるようです。 望月友美子 国立がん研究センターたばこ政策研究部長によると、最近では少なくとも460銘柄、7700種以上のフレーバーがあり、「大麻味」まで出現しているとのこと。「ドラッグへの入り口になる恐れがある」と述べ、対策の必要性を指摘しました。 国立保健医療科学院の欅田尚樹 部長らの2011年の研究では、電子たばこの蒸気を分析した結果、複数の有害物質が高濃度で検出されており、最近の調査でも一部の商品から、国産の紙巻たばこ1本分の110倍以上の発がん性物質「ホルムアルデヒド」が検出された例があることも報告されています。 専門委員会は「電子たばこには発がん性物質が含まれており、健康影響は否定できない」として、長期的な影響を評価する必要性を指摘しています。 電子たばこは、10年前のたばこ税増税をきっかけに禁煙グッズの一つとして注目されました。値段は数千円から2、3万円程度で、現状では未成年でも購入が可能となっています。 国内ではニコチン入りの電子たばこの販売は認められていませんが、10年前の国民生活センターの調査では、「ニコチンを含まない」と表示された製品からニコチンの検出があった例もあります。 世界保健機関(WHO)によると、電子たばこは2013年には世界で30億ドル(約3500億円)を売り上げたとされています。 しかしながら、禁煙効果は確認されてない上、健康へのリスクが否定できないとして8月、屋内での使用や未成年者への販売禁止を各国に勧告、10月には「たばこ規制枠組み条約」の締約国会議でも規制検討を求める決定が採択されました。
Dr.堤より 今の時代、たばこも匂いのない煙を出す、ニコチン規制なら大麻はどうなの? 危険ドラッグと同じで、後手後手にならないように、社会損失の拡大を増長させる薬物は、しっかり抑制していかないと。