青少年の性病検診、救急部で実施推奨【米国救急医学会】

PED受診の青少年、無症状でも1割がSTI陽性

参考:米国学会短信2016年4月14日 (木)配信

 米国救急医学会(ACEP)は3月31日、小児救急救命病棟(pediatric emergency department:PED )の患児は無症状であっても約1割が性感染症(STI)が陽性だったとする研究を紹介しました。研究者は「性感染症の多くは無症候であるため、感染の拡大あるいは長期罹患を防ぐために、迅速な診断と治療が重要だ」と延べ、小児救急での性感染症のスクリーニングを推奨しています。同研究はSexually Transmitted Diseases誌に掲載。  この研究は、都市部の大学病院PEDを受診した14-21歳の患者に対し、クラミジアと淋病検診の受診を要請。さらに、検診の妨げになっている原因を確定するため質問票で調査しました。  調査の結果、検診受診を要請した患者のうち68%(719人)が同意。同意する傾向は白人よりも非白人で強く(非白人61.4%、白人38.6%)、また私的保険使用者(29.3%)や無保険者(7.58%)よりも公的保険の使用者(63.3%)でみられた。一方、検診用の尿検体を提供した被験者は403人(56%)で、うち40人(9.9%)がSTI陽性でした。検体提供を拒否した被験者は性行為を行っていない傾向が強く(拒否者54.3%、提供者42.4%)、STIリスクの可能性は低いと考えられています。  研究者によると、米国疾病対策センター(CDC)のガイドラインは性交渉を持つ全ての青少年に毎年の検診を勧めていますが、実際に青少年は急性疾患や受傷など以外で医療機関を受診することはほぼない状況です。こうした中で「検診は本来プライマリケアで行うものだが、青少年がPEDを受診した機会を利用して検診を行う必要がある」と研究者は強調しています。
Dr.堤より 大人の行動が、子供達に危険な感染環境を開く、セックスなどに関する、教育も小学生から始めなくてはいけないし、母子感染の例も増えている、日本でも、梅毒感染は、10代を中心に増え続けている、初期症状がないことが大きな危険で感染を広げる。