Lesson320

香りたばこの販売禁止 欧州委、新製品の規制強化



 【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)の欧州委員会は19日、たばこ製品の規制に関するEU法の改正案を発表、香りを強調した「香りたばこ」の販売禁止のほか、「ハーブたばこ」など現行法が対象としていない新たな製品の規制策を欧州議会などに提案した。

 欧州議会、加盟国の審議を経て2015〜16年の発効を目指す。

 01年発効の現行の規制法が想定していなかった新商品の登場による喫煙人口の増加を受け、特に若者の喫煙を阻止するのが狙い。健康問題に敏感なEUの規制は国際基準となる可能性があり、日本にも影響しそうだ。

 改正法案によると、「香り」を前面に出し、たばこであることを曖昧にした製品は販売を禁止。

 かみたばこなどその他の「無煙たばこ」や、タバコ以外の葉を使用したハーブたばこなどの製品については、パッケージに健康への悪影響に関する警告表示を義務付ける。

 紙巻きたばこ製品については、パッケージの前面、裏面のそれぞれ75%を使って写真と文章で、たばこが健康に及ぼす害を説明することを義務付ける。


2012年12月20日 提供:共同通信社