| 成人の喫煙者には肺炎球菌ワクチンの接種が必要 喫煙者は肺炎球菌による肺炎のリスクが高いためワクチンを接種するよう、CDC諮問委員会が勧告
 Daniel J. DeNoon
 WebMD Medical News
 すべての成人喫煙者は肺炎球菌ワクチンの接種を受けるべきだと、CDCのワクチン諮問委員会が22日に勧告を行った。  諮問委員会は2009年の時点で、喘息の成人はワクチンの接種を受けるべきだとの勧告をすでに行っている。65歳以上の成人、および慢性疾患のある人々はワクチンの接種を受けるよう、すでに勧告されている。  しかし重篤な侵襲性肺炎球菌疾患の半数以上は、喫煙者に発生する。  1日にタバコを1本吸うだけでも肺炎球菌による肺炎のリスクは2倍になる。1日に15 - 24本のタバコを吸う人々のリスクは4倍近く上昇する。1日に24本を超えるタバコを吸う人々のリスクは5.5倍に上昇する。  リスクは喫煙年数および喫煙本数が増えるにつれて上昇する。  CDCの予防接種の実施に関する諮問委員会(ACIP)の委員らは審議の過程で、19歳の喫煙者のリスクがすでに上昇している可能性はあるのだろうかと疑問に思った。それでもなお、委員会はすべての喫煙者に対する明確な勧告を行うことを決議し、19歳以上のすべての喫煙者に対してワクチンの接種を勧めている。  喫煙者にワクチンを投与する医師は禁煙のカウンセリングも行うべきであると、委員会は述べた。  現在、肺炎球菌多糖類ワクチンを接種するよう勧告されているのは次の人々である:  ・65歳以上のすべての成人 ・糖尿病、慢性の肺、心臓、腎、もしくは肝疾患、またはアルコール中毒症のような慢性の医学的疾患を有する、2歳以上のすべての人々
 ・ 癌またはHIV感染のような疾患によって免疫機構が弱まっている2歳以上の人々
 ・脾臓が機能していない人々
 ・鎌状赤血球症の患者
 CDCは通常、ACIPの勧告に従う。
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