アナフィラキシーショック:オニヒトデに触れ死亡 沖縄、
アレルギー反応


むやみに触れたり、殺したりしてはいけない、それぞれの領分を尊重すること、自然を守ることがたいせつなのです。
ダイバーならそう、教育されるはずなんだけど・・・駆除しようとしたのかな?

 宮古島海上保安署(沖縄県宮古島市)は26日、同県伊良部島沖で24日に宮古島市のダイビングインストラクター種田薫(たねだ・かおる)さん(44)がオニヒトデに触れた後に死亡し、司法解剖の結果、急性アレルギー反応のアナフィラキシーショックを起こしていたと明らかにした。

 同保安署は「全国でもオニヒトデによる死亡例は過去にない」としており、オニヒトデなど危険な生物に触らないよう注意を呼び掛けている。

 同保安署によると、種田さんは24日午前10時10分ごろ、伊良部島白鳥崎付近の水深約18メートルの海底でオニヒトデを見つけ石でたたいた後、右手に異変を感じたという。水面に浮上したが、意識を失い、翌25日午前8時半ごろ、搬送先の病院で死亡した。

 死因はアナフィラキシーショックによる低酸素脳症だった。

 種田さんは当時、ダイビング客2人を引率していた。昨年10月ごろにもオニヒトデに刺されていたという。

 オニヒトデはとげに覆われた大型のヒトデで、沖縄近海などで大量発生してサンゴを食い荒らし、駆除が課題となっている。


2011年4月27日 提供:共同通信社