【ワシントン共同】米疾病対策センター(CDC)は5日、蚊がウイルスを媒介する西ナイル熱の感染者が先週から25%増え、1993人に達したと発表した。死者は21人増えて87人となった。
8月末に上陸したハリケーン「アイザック」の影響で南部を中心に蚊が増え、さらに感染が広がる懸念もある。
感染者の半数近くは南部テキサス州で報告されているが、同州の衛生当局によると、さらに新たな感染者が出ており、同州では過去最大の流行となっている。
CDCによると、感染者の半数は神経に異常が起きる脳炎などになっている。殺虫剤の空中散布によって蚊の群れが少なくなった地域もあるという。